M-1連覇狙う令和ロマン「今年はケムリイヤーに」、マユリカは「キモダチ」の呪い払拭したい
本日6月26日、東京・ヨシモト∞ホールで「M-1グランプリ2024」の開催記者会見が開催され、昨年王者の令和ロマンをはじめ、ファイナリストのヤーレンズ、マユリカ、真空ジェシカ、カベポスター、モグライダー、ダンビラムーチョが登壇。令和ロマンはかねてからの宣言通り、今大会への参戦を表明した。 【写真】川北が「永野に掴みかかるときの陣内智則」のような目になった真空ジェシカ。 MCを麒麟・川島と斎藤真美(ABCテレビアナウンサー)が務める中、まずは昨年のファイナリストが登場。連覇を狙う令和ロマンは、くるまが「やってきましたね、この時期が。モグライダーやロングコートダディ、トム・ブラウンとかトリッキーな組がラストイヤーを迎えるときに、どういった大会のムードになるのか。注目ですね」と冷静に分析する一方、相方ケムリは「モチベーションとしては1000万を取り返すためにやる」と昨年大会の優勝賞金を全額くるまに渡してしまったことを思い返しながら気合いを高める。ネタ作りの状況についてくるまは「さまざまなネタを掘り起こしては捨て、の作業中」だと述べ、「去年は僕がいっぱいしゃべらせてもらったので、今年はケムリの年にしたい。ケムリイヤーです」と宣言した。 ヤーレンズ出井は昨年の決勝後、結婚。「引っ越しまして、結婚もしまして、ちょっと太りまして、やれること全部やりました。優勝だけが心残り」と話し、「(M-1では)4分の面白いネタを作らなきゃいけないのに、17分のつまんないネタができてる」と令和ロマン同様、ネタの進捗を明かす。真空ジェシカは、「M-1に懸ける思いがガチすぎて、目が永野さんに掴みかかるときの陣内(智則)さんになった」という川北が「去年全部やっちゃったんで、今年は同じネタになってしまうんですけど、諦めないでがんばります」とコメント。さらに「この会見に出ていないオズワルドは、注目されないでしれっと出たいらしい。だから、オズワルドに要注目です」と告げ口してみせた。 前回の決勝で、ネタのオチを噛んでしまったカベポスター浜田は「噛まない、それのみが目標。噛まずにやり切る。順位は何位でもいい」と強い決意。ラストイヤーのモグライダー芝は「『ジョンソン』も終わるらしいんでね。もうM-1しかない」と嘘か本当かまだわからないネットニュースに触れつつ意気込み、ともしげは「友達の(ウエストランド)井口くんに早く並びたい」と語った。 ダンビラムーチョは、「M-1」決勝の影響力について大原が「収入も増えて、40から60万くらいになった。貯金も30万くらいになった」と隠さず話し、原田も「ドラム式(洗濯機)、買ったぞー!」と報告。「ずっとキモダチ」というキャッチコピーで浸透してしまったマユリカは、「キモダチが1年間、呪いみたいにつきまとった。再び決勝に出て、カッコいいキャッチコピーをつけてもらいたい」と切実な訴え。「反逆の◯◯」のような精神面を表現してほしいと話すと、「反逆のキモダチ」という案が飛び出す場面も。 ここからは、前回ファイナリスト以外の芸人たちが登場。元気いっぱいに登場したロングコートダディは今年がラストイヤーで、堂前が「今までやってこなかったけど、勉強もしてみようかなと思って、見せ算を。今、連立方程式までいきました。めっちゃおもろいです」と昨年さや香が披露したネタにちなんでアピール。決勝の舞台を「4分間真っ白のところに入る」ような感覚だと表現し、誰からも共感されない兎は「漫才をずっとやってきて、堂前の横でできるのもラストかな」とコメントし、「え、解散するん?」とツッコまれた。 会見にはこのほか、今年がラストイヤーのトム・ブラウン、ダイタク、昨年の敗者復活戦を沸かせたフースーヤ、ナイチンゲールダンスも出席。記念すべき20回目の大会で、新王者の称号を手にするのは誰なのか。エントリーは8月1日(木)にスタート。1回戦に新潟会場が追加され、全国9地区で実施される。