元ローマDF、モウリーニョ監督との確執を振り返る「裏切り者と呼ばれた時に去るべきだった」
PSVに所属する元オランダ代表DFリック・カルスドルプが、ローマ時代のジョゼ・モウリーニョ監督(現フェネルバフチェ)との確執を振り返った。18日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。 2017年夏からローマでプレーしていたカルスドルプは、同クラブで主力として活躍していたが、2022年9月のサッスオーロ戦でモウリーニョ監督と衝突。同試合におけるカルスドルプの怠慢なパフォーマンスに失望したと思われる“スペシャル・ワン”は公の場で不満を爆発させ、同選手は2月半ばまでメンバー外の日々を過ごすことになった。 「チームとしてプレーした努力が、プロ意識に欠ける態度の選手によって裏切られた。私はロッカールームに16人を並べ、『誰とは言わないが、1人が裏切った』と伝えた。1月に退団させたいが、彼がそうしないことは分かっている」 母国メディア『NU.nl』のインタビューで当時を振り返ったカルスドルプは、「モウリーニョに公衆の面前で裏切り者と呼ばれた時、ローマを去るべきだった。彼はドレッシングルームでも8回ほど僕を裏切り者呼ばわりした。当時の成績はとても悪く、彼は僕を利用してチームにメッセージを送りたかったのだと思う」と、“スケープゴート”として扱われたと主張した。 カルスドルプは騒動後にロマニスタから攻撃の対象となってしまい、選手協会からの抗議もあり、モウリーニョ監督は後に「強い形容詞を使ってしまった。私が間違っていた」とカルスドルプをチームに復帰させた。しかし、同選手は「彼は決して謝罪することはなかった。彼はそういう人間ではない。彼が僕との関係を修復させようと試みていたのには気付いていたけど、僕は彼を再び受け入れることはなかった」と回想した。 「彼との面白い会話は今でも携帯に保存しているし、そこには調和もあった、だから、彼の振る舞いには驚かされたんだ」
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