三笠宮妃百合子さま、容体に大きな変化なし 呼びかけにうなずく
宮内庁は9日、聖路加国際病院(東京都中央区)に入院中で心臓や腎臓など全身の機能が低下している三笠宮妃百合子さま(101)の容体について「大きな変化はなく、お静かに静養されている」と発表した。呼びかけにはうなずかれており、意識はあるという。この日は孫の彬子さまや高円宮妃久子さまが病院を訪ねた。 【写真特集】100歳になられた三笠宮妃百合子さま 宮内庁によると、百合子さまは8日は声がけに対して眠った状態だったが、9日はうなずいていたという。 彬子さまは英国とフランスを非公式訪問するため、7日に日本を出発したばかりだったが、9日午前7時半ごろ、羽田空港に帰国した。出迎えの宮内庁職員と硬い表情のままわずかに言葉を交わし、直接病院に向かった。久子さまは百合子さまの様子を心配し、9~11日の奈良県と京都府への訪問を急きょ取りやめ、病院を訪れた。【高島博之、山田奈緒】