（左から）東野幸治、又吉直樹

　東野幸治＆又吉直樹がMCとして初タッグを組む『10人の天才』（読売テレビ・日本テレビ系　午後11時59分）が、6月20日（木）に放送される。 【写真】ゲストの橋本絵莉子とMCの東野幸治＆又吉直樹 　この番組は、東野＆又吉の2人が「あなたが天才だと思う人を10人挙げてください」という質問でゲストの内面を探りつつ、さまざまな時代、ジャンルのカルチャーを縦断横断するエンタメトークショー。 　1人目のゲストは、宇宙飛行士・東大特任教授の野口聡一。芦田愛菜からイーロン・マスクに至るまで、エンタメカルチャーを縦横無尽にして選ばれた「10人の天才」について、野口が徹底的に語り尽くす。東野が「すごい気使いの人。全員がハッピーで終わりたい人」と称する野口からは「芦田愛菜は日本初の女性総理になるべき」という驚きの提言まで飛び出す。 　2人目のゲストは、2018年にチャットモンチーを完結し、現在はソロで活躍するミュージシャン・橋本絵莉子。橋本は、日本を代表する映画監督、女性漫画家のレジェンドなど、多様なエンタメ愛を語る。 ＜東野幸治＆又吉直樹　SPインタビュー＞ ◆収録を終えての感想をお聞かせください。 又吉：ゲストの方自身がまさに「天才」で、そんな信用できる感覚を持った方々が「天才」と称する人たちの話を聞けてすごく面白かったです。 東野：「こういうところ、すごいねんな」っていうふうに、シンプルに肯定する番組だな、とやりながら感じました。 又吉：崇高な空気が流れてましたよね？ 東野：はい（笑）。 ◆ゲストの宇宙飛行士・野口聡一さんの印象は？ 又吉：すごく気を使ってくださる方でした。アメリカで活躍するスーパースターの話をするときに、「綾部さんも…」とすごい無理やりねじ込んでくれて。「アメリカで挑戦している人」のくくりの中に、綾部を入れてくれたんが、優しいな～って。 東野：野口さんはすごい気使いなんですよね。全員がハッピーで終わりたい人だから。野口さんは、ツッコんでほしかったのかも分からないですけど。 又吉：う～ん。ツッコむべきでしたかね（笑）。 東野：野口さんが選んできた「10人の天才」はすごくバランス良くまとめてくれた。海外の方、日本の方、スポーツ選手、お笑い、作家…、みたいな感じで。司会の僕と又吉くんに、えらい気も使ったんだと思う。そんな人間性も見えて面白かった。 ◆ゲストのミュージシャン・橋本絵莉子さんの印象は？ 東野：橋本さんが選んでくれた「10人の天才」は、純粋に自身が生きてきた上で影響を受けた方を、純粋に発表してくれたと思う。収録中にいろいろ聞く中で、橋本さんは「自分の部屋で天才と会ってるんだな」というふうに感じた。本、漫画、映画に部屋の中で一人で向き合うみたいな部分が。野口さんは「外に出て人と会う」みたいな外交的な方でしたけれど、橋本さんのストイックに内向きな感じもすごかった。 又吉：そうですね。橋本さん自身も、いわゆる天才的でしたもんね。 東野：橋本さんは天才やと思うんですけど、自分のことを天才と思ってないから、こちらから質問をしてもきょとんとしてんのよね。だからもう途中で質問するのは、やめたんですけど（笑）。 又吉：東野さんと橋本さんのやりとり、めっちゃ面白かったです。 東野：橋本さんは、たぶん普段僕みたいな人と普段会わないんでしょうね。一生懸命けなげに答えてくれるのが、時々申し訳なく感じました（笑）。