好物は「ワサビ」、口癖は「じゃけぇー」 全国山城サミット盛り上げへ、柴犬模した非公認キャラクター「カネテル」考案 益田高の2年生4人「益田を全国にPRしたい」
島根県益田市で16、17の両日に開かれる全国山城サミットを盛り上げようと、中世に益田を治めた領主益田氏の居城・七尾城の非公認キャラクター「カネテル」を、地元の益田高校(七尾町)の2年生4人が考案した。ステッカーを千部作成して16日に会場で配り、「益田を全国にPRしたい」と意気込んでいる。 【写真】「カネテル」を考案した益田高校の生徒たち 「益田を全国にPRしたい」と意気込み
4人は一ノ谷竜樹さん(16)、下森航太さん(16)、豊田千帆里さん(16)、吉﨑桃愛さん(17)。 地域課題解決の方策を探る同校の「課題探求」の時間を活用し、七尾城のキャラクターを作成してイベントやまちの活性化につなげようと企画。キャラクターの設定を相談して決めた。 同市美都町で飼われていた柴犬の祖・石号にちなみ、ひげを生やした柴犬で尾が7本あり、益田氏の家紋「上り藤に久」がついたかぶとをかぶっている。 カネテルの「カネ」は益田氏の通り字(名前に祖先から代々伝えて付ける文字)の兼から取り、テルは尾の英語「テイル」から名付けた。 人間の年齢で7歳▽好きな食べ物は同市匹見町特産のワサビ▽趣味は石見神楽鑑賞と美都温泉に入浴すること▽益田で盛んな競技かるたが特技▽口癖は「じゃけえー」-といったキャラ設定も考えた。 千部印刷し、16日に島根県芸術文化センター・グラントワ(有明町)で開かれるサミットの会場で4人が、キャラ設定などの説明文とともに、来場者に手配りしてPRする。
中世益田をイメージした紫をかぶとに配するなど、デザインを担った一ノ谷さんは「ステッカーを多くの人に手に取ってもらい愛着を感じてほしい。全国に益田をPRできる好機。カネテルで知名度を上げたい」と話した。