“iakuの作風を決定づけた”「流れんな」10年ぶり再演、横山拓也自ら全編広島弁に改稿
「iaku『流れんな』」が、7月11日から21日まで東京・ザ・スズナリ、25日から29日まで大阪・in→dependent theatre 2nd、8月3・4日に愛知・メニコン シアターAoi、9月6日から8日まで広島・JMSアステールプラザ 多目的スタジオで上演される。 【写真】作・演出の横山拓也。 横山拓也作「流れんな」は、2013年から2014年にかけて4都市で上演されたiakuの初期作。約10年ぶりの再演となる今回は、横山が全編広島弁に改稿し、自身の演出で届ける。出演者には異儀田夏葉、今村裕次郎、近藤フク、松尾敢太郎、宮地綾が名を連ねた。 横山は再演に向け「貝漁で栄える港町の食堂に集う人物たちの濃度を上げようと、主に広島出身の俳優陣で固め、全編広島弁に改稿しました」と説明し、「『流れんな』は、海洋汚染や企業の隠蔽体質といった社会的な問題、また、出生前診断や生体肝移植における倫理的な問題など、現在においても解決をみない諸問題が多数描かれています。再演にあたり、作品に散りばめられた多岐に渡る要素を、現在の認識・感覚でとらえ直し、新たな視点で取り組みたいと思っています」と思いを語る。そして「iakuの作風を決定づけたとも言える本作を、今の自分がどう立ち上げるのか。稽古場で俳優たちと一緒に考察し、楽しみながら創作したいと思います」と期待を込めた。 チケット販売は東京・大阪・愛知公演が5月25日10:00、広島公演分は7月7日10:00にスタート。なお広島公演は「凪の演劇祭~HIROSHIMAシアターフェスティバル2024~」参加作品となる。 ■ 横山拓也コメント 2013年から2014年にかけて4都市で上演した「流れんな」を10年ぶりに再演します。初演では上田一軒さんが演出を担いましたが、今回は横山自身の演出です。再演では、貝漁で栄える港町の食堂に集う人物たちの濃度を上げようと、主に広島出身の俳優陣で固め、全編広島弁に改稿しました。「流れんな」は、海洋汚染や企業の隠蔽体質といった社会的な問題、また、出生前診断や生体肝移植における倫理的な問題など、現在においても解決をみない諸問題が多数描かれています。再演にあたり、作品に散りばめられた多岐に渡る要素を、現在の認識・感覚でとらえ直し、新たな視点で取り組みたいと思っています。iakuの作風を決定づけたとも言える本作を、今の自分がどう立ち上げるのか。稽古場で俳優たちと一緒に考察し、楽しみながら創作したいと思います。ご来場、心よりお待ちしています。 ■ iaku「流れんな」 2024年7月11日(木)~2024年7月21日(日) 東京都 ザ・スズナリ 2024年7月25日(木)~2024年7月29日(月) 大阪府 in→dependent theatre 2nd 2024年8月3日(土)~2024年8月4日(日) 愛知県 メニコン シアターAoi 2024年9月6日(金)~2024年9月8日(日) 広島県 JMSアステールプラザ 多目的スタジオ □ スタッフ 作・演出:横山拓也 □ 出演 異儀田夏葉 / 今村裕次郎 / 近藤フク / 松尾敢太郎 / 宮地綾 ※U-25割引あり。