『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』の著者・万城目学 最新作で6回目のノミネート【直木賞候補作】
第170回芥川賞・直木賞が17日に発表されます。その発表を前に、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)のなかから、最も優秀な作品に贈られる直木三十五賞の候補作の1つ、万城目学さん(47)の『八月の御所グラウンド』を紹介します。 作品は、京都を舞台に謎の草野球大会に参加することになった大学生の物語など、過去との不思議な巡り合わせを描いた2篇が収められた青春小説です。 万城目さんは、これまで『鹿男あをによし』や『プリンセス・トヨトミ』などが直木賞候補作に選ばれており、最新作『八月の御所グラウンド』で6回目のノミネートとなりました。