【新潟】「らしい」攻撃で谷口海斗が先制点も広島に追いつかれる リーグ後半戦はドロー発進
<明治安田J1:広島1-1新潟>◇第20節◇26日◇Eピース アルビレックス新潟はアウェーでサンフレッチェ広島と1-1で引き分けた。前半11分、FW谷口海斗(28)がFW小見洋太(21)のラストパスを右足で合わせ先制。同27分に追いつかれたが、勝ち点1を獲得。中2日で迎える29日もアウェーで札幌と対戦する。 積み上げるスタイルで先手を取った。前半11分、今季リーグ戦初先発となったGK阿部航斗(26)を含めてゆっくりと攻撃を組み立て、相手が前線からボールを奪いに来た瞬間に全員が連動しながらギアを上げて、ゴールネットを揺らした。「相手の良さをひっくり返せば好機が来る」と松橋力蔵監督(55)が話したように、短いパスで「餌」をまき、食いついたところを一気に仕留めた。 追いつかれて3試合連続ドローに終わるも、阿部が好守を連発して最少失点でしのぎ、4バックの中央左では特別指定選手で東洋大在学中のDF稲村隼翔(22=来季加入内定)が初先発フル出場。頼もしいプレーを示した。【小林忠】 ○…松橋監督「選手は90分、集中を怠ることなかった。得点は我々らしさが出せた。(新潟と広島)ともに『らしさ』が出たゲームだったと思う。(途中出場で途中交代の)鈴木の状況はまだ分からない。軽傷であってほしい」