大谷翔平と対決の元同僚&二刀流右腕、攻略のカギは「真ん中低め直球」大谷は「2番・DH」 試合前にはキャッチボール70球
「ドジャース-レンジャーズ」(13日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場することが発表された。昨季覇者との3連戦最終戦で自己最長タイの3戦連続本塁打を懸けて打席に立つ。 大谷は前日の試合で初回に2戦連発となる17号ソロで先制点をたたき出した。三回以降の3打席はノーヒットに終わったが、右翼手の美技に阻まれた第2打席の右飛は打球速度181キロを計測するなど、打撃感覚の良さを印象付けた。 大谷はここまで66試合に出場し、打率・311(ナ・リーグ4位)、17本塁打(同2位タイ)、44打点(同9位)、15盗塁(同8位)、OPS・970(同2位)と好成績を残している。5月24日から6月7日の12試合は打率・127、2本塁打、6打点、OPS・545と振るわなかったが、直近4試合は打率・286、2本塁打、4打点、OPS1・230の成績で6月に強い“6月男”の本領を発揮し始めている。 レンジャーズの先発はエンゼルス時代の22年の同僚で、かつて先発投手と外野手の二刀流としてプレーしていた右腕ロレンゼン。昨年8月29日以来の対決となる大谷について「調子は良さそうだね。対戦した時にはスイーパーとカーブをたくさん投げるつもり」。打ち取るためのプランとしては「低めの直球」を挙げた。 大谷が10年7億ドル(当時の為替レートで約1015億円)のメガ契約でドジャースへ移籍したことには「すごくうれしかったよ。いい契約を結んだよね。今は投げたくてうずうずしてるはずだよ」と笑顔で話した。 この日の大谷は試合前のフィールドで来季の投手復帰に向けてキャッチボールを行った。1球ごとに投球フォームを確認しながらツーシームを織り交ぜて70球を投げた。 ▽ドジャースのラインアップ 1番・遊撃 ベッツ 打率・309 10本塁打 40点 OPS・912 2番・DH 大谷 打率・311 17本塁打 44打点 OPS・970 3番・一塁 フリーマン 打率・299 9本塁打 41打点 OPS・904 4番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・262 17本塁打 50打点 OPS・848 5番・中堅 パヘス 打率・265 6本塁打 19打点 OPS・726 6番・右翼 ヘイワード 打率・239 3本塁打 9打点 OPS・803 7番・二塁 ラックス 打率・218 1本塁打 14打点 OPS・562 8番・三塁 ビジオ 打率・204 2本塁打 9打点 OPS・615 9番・捕手 バーンズ 打率・216 0本塁打 2打点 OPS・557 投手 グローブ(ブルペンデー)4勝2敗 防御率4・72