【下関ボート(ナイター)SGチャレンジC】白井英治が不利枠克服の3着/峰竜太は白星ゼロも「逆に新鮮」
<21日・下関ボート・3日目> 【ボート王国 九州・山口!】 地元コンビが躍動した。1枠1走だった寺田祥はきっちりと逃げ切り、ポイントアップに成功。一気に首位に浮上し、予選トップ通過へ向けて着々と歩みを進める。「試運転や展示だとそうでもないのに、レースに行くといい」という舟足は変わらず好調をキープしている。予選ラストは6枠の1回走り。一走入魂で不利枠を克服し、シリーズリーダーの座をつかみ取る。 寺田が好走を見せると盟友の白井英治も燃えた。6枠1走だったこの日は、果敢にコース取りに動けば、道中も的確にさばいて3着。前日イン戦2着に敗れたことを考えれば、値千金のファインプレーとなった。「整備で足は全体的に上積みができたと思う」と機力も上昇ムード。それでも「下関のいいときを知っているので、もう少しペラで良くしたい」と調整の手を緩めるつもりはさらさらない。さらなる機力アップで、きっちり第一関門を突破する。
郷土勢唯一のドリーム組でもある峰竜太は、ここまで白星なしの緊急事態。成績が物語るように機力も「駄目。底辺。出足だけは良かったけど、回転が上がっているのに進まなくなってきた」と下降線をたどる。そんな絶体絶命のピンチにも「逆に新鮮というか、ボートレースは難しいと感じているけど、そういうのも楽しめれば」とあくまでポジティブ。「これで1着を取れれば100倍うれしいと思う。何もなしで帰るのも嫌なので見せたいと思う」。艇界のスーパースターが予選ラストで逆境を覆す走りに燃える。
望みをつないだのは宮地元輝。峰と同じく6着2本と大敗を喫して迎えた3日目は5、1枠で2、1着とここにきて挽回に成功。予選突破へかろうじて道を残した。「伸びは落ちたが自分のターンができるようになった」。最高のターンで予選突破を狙う。