【MLB】メッツがブレグマンに興味を示す ブレグマン獲得とアロンソ再契約を両立させる可能性も 米報道
今オフ最大の目玉であるフアン・ソトの獲得に成功したメッツだが、まだ補強を終える気配はない。メッツ専門メディア「Metsmerized Online」のマイク・メイヤー編集長によると、メッツはアストロズからFAとなっているアレックス・ブレグマンに興味を示しており、関係者のあいだでは「正当な移籍先の1つ」と目されているようだ。メッツは今季、マーク・ビエントスが台頭して三塁のレギュラーに定着したが、そのビエントスを一塁に回すことで、ブレグマンのポジションを空けることができる。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在30歳のブレグマンは2015年ドラフト全体2位指名でアストロズに入団し、2016年7月にメジャーデビュー。それ以来、正三塁手としてアストロズの黄金期を牽引してきた。しかし、今季限りで5年1億ドルの契約が終了。アストロズはブレグマンとの再契約を目指していたが、6年契約のオファーをブレグマンが拒否したことが報じられている。結局、アストロズはカイル・タッカーをカブスへ放出してイサーク・パレイデスを獲得し、FAのクリスチャン・ウォーカーとも3年契約。これで一塁ウォーカー、三塁パレイデスと内野の両コーナーが固まったため、ブレグマンと再契約を結ぶ可能性は事実上消滅した。 ブレグマンに興味を示しているメッツだが、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、メッツ以外にもヤンキース、レッドソックス、タイガース、ブルージェイズなどがブレグマン争奪戦に加わっているという。メッツはブレグマン獲得に成功した場合、ビエントスを一塁へコンバートすることが有力。この場合、メッツがピート・アロンソと再契約する可能性は消滅するのだろうか。メイヤー編集長は「私の認識では、答えは『ノー』だ」と記している。 要するに、メッツはブレグマンを獲得し、なおかつアロンソと再契約を結ぶ可能性もあるということだ。大富豪のスティーブ・コーエン・オーナーの資金力があれば、「ダブル獲得」を実現することは可能であり、一塁アロンソ、三塁ブレグマン、DHビエントスで3選手を同時に起用することもできる。他球団が続々と一塁手補強を完了するなか、アロンソはメッツ残留以外の選択肢がほとんどなくなっており、フランシスコ・リンドーア、ソト、ビエントス、アロンソ、ブレグマンが並ぶ豪華ラインナップが完成するかもしれない。