矢花黎“光”を思って密かに悲しむ深田竜生“凌”が切な過ぎる…「泣きそう」の声<マイストロベリーフィルム>
深田竜生(少年忍者)、矢花黎(7 MEN 侍)、田鍋梨々花、吉田美月喜がクワトロ主演を務めるドラマシャワー「マイストロベリーフィルム」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか)の第3話が2月29日に放送された。フィルムの少女ではなく、転校してきた美波(田鍋)のことが好きだと自覚する光(矢花)に密かにショックを受ける凌(深田)が描かれた。切なくて胸がギュッと苦しくなり、SNSでも「ラストシーンに全部持っていかれている」「最後、凌くんの気持ちを想って泣きそうになった」「3話は凌が切なすぎる展開だった」と凌を思うコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】深田竜生“凌”&矢花黎“光”&田鍋梨々花“美波”&吉田美月喜“千花”、4人そろってフィルムを鑑賞 ■「マイストロベリーフィルム」とは 同作は、フィルムを通じて交錯する4人の高校生の思いを描く青春ドラマ。端正な容姿で注目を集めているが目立つことは苦手、かつ音楽作りが趣味の市川凌役を深田、コミュニケーション力は高いが調子に乗りやすく、夢中になれるものが無いことが悩みの遠山光役を矢花、フィルムの美少女・村崎美波役を田鍋、バトミントン部所属で活発な性格の、古道具に詳しい中村千花役を吉田が演じる。 さらに凌、光、千花が通う高校の教師・松岡役に小島聖が配役され、厳格な雰囲気の中にどこか寂しさを覚える佇まいで、青春できらめく高校生たちの世界にスパイスを加える。 オープニング主題歌は、クボタカイがドラマのキーアイテムである8mmフィルムから着想を得て書き下ろした新曲「フラッシュバックメモリーズ」。本作の登場人物の揺れ動く感情に寄り添った優しいメロディーと歌詞で作品を彩る。 エンディング主題歌は、「JAPANESE TAKUROKU INDIE POP」をコンセプトに活動するユニット・Quwが歌う「Cropping」。楽曲名の「Cropping」は和訳すると「切り取り(トリミング)」という意味があり、美しい情景や喜怒哀楽といった生活の中の一瞬を切り取って忘れたくない、といった意味が込められている。 ■フィルムの少女にそっくりな美波は否定する 高校二年生の凌、光、千花は秘めた感情を抱えながら、一見平穏な高校生活を送っている。ある日、光と千花は校内の古びた倉庫で8mmフィルムを見つける。映写機に映し出された美しい少女に魅了された光は、凌と千花を巻き込んで校内で聞き込みを始める。 凌、光、千花の前に転校生として現れたフィルムの少女・美波。3人は美波を倉庫に連れ出しフィルムを映写して反応を見る。驚いたことに美波は自分はフィルムの少女ではないと否定する。 ■光「俺、美波のこと好きだわ」 光は、美波と2人で学校近くの喫茶店に行き、凌に浮かれながら話す。凌はろくに返事もせずに立ち上がって、フィルムの少女探しを続けるか尋ねる。「探す理由、もうないんじゃない?」と凌に言われて、光はフィルムの少女ではなく、美波のことが好きなのだと改めて気づく。 ポツリと「好きだわ」と光が言い、凌が聞き返すと「フィルムの少女に似てるとか、そういうんじゃなくて、俺、美波のこと好きだわ」と言う光。視線を落とす凌に「探そうよ、フィルムの少女。探している間は美波と一緒にいる時間増えるわけだし」という光に、凌は力なく「だな」と同意する。「協力、してくれよな」と光が言うと、凌は「ああ」と答えて、嬉しそうにフィルムの缶を見る光のことを重い表情で見つめるのだった。 凌の気持ちに気づかない光にはまったく悪意がなく、無邪気なだけに凌にとって残酷に思えて胸がギュッと苦しくなった。SNSでも「ラストシーンに全部持っていかれている」「最後、凌くんの気持ちを想って泣きそうになった」「3話は凌が切なすぎる展開だった」と凌を思うコメントが寄せられた。 ◆構成・文=牧島史佳