【プレビュー】レアル・ソシエダ復調なるか。前節クラシコ大勝のバルサはダービーへ | ラ・リーガ
ジローナvsレガネス レガネスは11試合で勝ち点11を獲得し、リーガ・エスパニョーラ順位表の14位につけている。一方、ジローナは13位で、今週末の対戦相手とは勝ち点1差しかない。 ジローナは2023-24シーズン、ラ・リーガで3位という歴史的な成績を収め、チャンピオンズリーグのリーグ戦出場権を獲得した。今シーズン、ジローナがそれに匹敵する成績を残すのは常に困難であった。チャンピオンズリーグに出場したため、国内での成績は低迷し、11試合で勝ち点12、順位表では13位に甘んじている。先週末のリーグ戦ではラス・パルマスに1-0で敗れたものの、水曜日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ではエクストレマドゥーラに4-0で勝利し、2回戦進出を決めた。 ボルハ・ヒメネス監督率いるレガネスは、今シーズンのリーグ戦11試合で2勝5分け4敗、勝ち点11で14位につけている。今シーズンのレガネスは比較的堅実で、失点は12回しかないが、ゴールネットを揺らすのが苦手で、わずか9ゴールしか奪えていない。レガネスがスペイン・トップリーグでジローナと対戦したのは2019年3月以来で、この2チームが最後に対戦したのは2022年2月のセグンダ・ディビジョンでの1-1の引き分けだった。 セビージャvsレアル・ソシエダ 今季は退場者が多いセビージャ。4試合で退場者を出しているが、その成績は3勝1分け。終盤の退場ということもあり、直接的に悪い影響を及ぼしているとも言い切れない。今季はベティスとのダービーを制したものの、直後にバルセロナに大敗。波に乗り切れないかと思われたが、エスパニョール、コパ・デル・レイでラス・ロサスに連勝し、チームはいい状態にある。前回対戦で勝利しているレアル・ソシエダ戦はどのようなものとなるか。 一方、今季のレアル・ソシエダは波に乗り切れていない。リーグ戦での連勝は0となっており、前節はホームでオサスナに敗戦。数少ない、一人で状況を打開できる久保建英もベンチスタートが増えており、チーム個人ともに苦しい状況は続く。ミッドウィークにはコパ・デル・レイ1回戦を戦う予定だったが、天候不良により中止に。丸1週間を空けて戦うことができるコンディション面は有利に働くか。 バルセロナvsエスパニョール 前節、エル・クラシコで4-0と快勝を収めたバルセロナ。2位との勝ち点差を6に広げており、ハンジ・フリック監督体制での序盤戦は上々だ。チームにはハイラインがしっかりと根づいている様子が見られ、フリックのチーム特有のコンパクトな陣形が見られている。その中で元バイエルンのロベルト・レヴァンドフスキも輝きを取り戻し、ラ・リーガ得点ランキングで首位を走る。ハフィーニャの覚醒やペドリの復活、ガビの復帰などポジティブな材料も多く、現時点で不安要素はほとんど見当たらない。 対するエスパニョールはリーグ戦ではここ6試合で1勝のみ。チーム状況はいいとは言えないが、ダービー1試合となれば話は別。前回の敵地対戦では1-1のドローを演じており、粘りの戦いを期待したい。