「行政やボランティアに言えない困り事ある」県外大学生ら有志150人「わかものと」被災地の“頼もしい存在”に
能登半島地震の発生から12日で6週間です。3連休最終日、被災地は住民やボランティアによる片付け作業がすすめられました。石川県穴水町では、有志で集まった県外の大学生らが活動を行っていて、住民たちの頼もしい存在となっています。 穴水町の避難所の一角に設けられた、足湯とマッサージのスペース。その運営に携わるのは、首都圏の大学生らを中心におよそ150人が所属する学生団体「わかものと」です。 (手をマッサージしながら) 「痛かったら言って下さい」 12日は武蔵野大学と徳島大学の学生4人が民家から家具を運び出す作業などを行いました。 「嬉しいわいね!1人で何にもできんから。みんなでわーっと持っていって、涙が出るほどありがたい」(住民の女性) わかものと副代表 高田太陽さん(徳島大学) 「行政やボランティアの人たちがやることは大事だけど、そこに言えないようなちょっとした事は学生に頼みやすいと実感している」 能登半島地震からの復興へ。若い力がその過程の一端を担っています。
北陸放送