児童生徒「屋外で運動を」 首相「対策でリスク下げること可能」
安倍晋三首相は14日、記者会見で、休校措置により自宅で過ごす時間が増えた児童・生徒を念頭に、「健康管理、ストレス解消のためにも、人が密集しないようにするなど安全な環境のもと屋外に出て運動の機会を作って」と呼び掛けた。
会見で首相は、これまで集団感染が確認された事例の共通点として(1)換気が悪い密閉空間であったこと(2)人が密集していたこと(3)近距離での会話や発声が行われたこと、の3つの条件が重なっていたと指摘。「この3つの条件が重なる場所は感染リスクが高い。最大限の警戒をしていただきたい」と注意喚起した。
一方、「言い換えれば、3つの条件が重なるような場を避ける、もしくはできるだけ同時に重ならないように対策を講じることで感染のリスクを下げることが可能」と説明。そのうえで、「この2週間、学校が休校になり、一日のほとんどを自宅で過ごしてきた児童生徒も多いかも知れません」と述べ、安全な環境下で、屋外で運動するよう勧めた。