「一生心に残る映画になる」アンドリュー・スコット✕ポール・メスカルのインタビュー映像公開 ふざけ合うお茶目な2人の貴重な姿も
山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を、『荒野にて』『さざなみの監督/脚本家アンドリュー・ヘイの手により再映画化する、映画『異人たち』。この度、本作で恋に落ちるアダムとハリーを演じたアンドリュー・スコットとポール・メスカルの2ショットインタビュー映像が公開された。 この度公開されたのは、アダムとハリーを演じた2人が、脚本について、ヘイ監督について、そしてお互いの共演についてを並んで語るインタビュー映像。スコットが「2人とも心を揺さぶられた。涙が落ちたね。」と脚本を読んだ時の気持ちを話し始めると、メスカルは「何度も」と相づちを打ち、穏やかな様子で本作制作の裏側を明かしていく。 最初に本作へと向き合った時の印象を「家族同士の関係性が絶妙に描写されていて真実味があるんだ。ラブストーリーの描き方には胸を締め付けられた。そういう部分が印象的だった。」と分析するスコットに対し、メスカルはスコットと同じ思いであったことを告げ、「他に類を見ない映画だ」と語る。さらにメスカルは「今までにない映画に初めて挑戦できるのは役者として光栄だね。僕が知る限りでは唯一無二の作品だ」とハリー役に挑んだ想いを吐露する。 そして、本作は監督にとってパーソナルな物語になっているという点に触れながら「彼を演じるつもりで臨んだけど‥‥」と話しはじめるスコットだったが、その途端、言葉に熱がこもり過ぎたのか、勢い余ってタイトルボードに肘を打ち付けてしまうハプニングが。「ごめんね」と小声でボードに謝る優しい一面を見せたのも束の間、話を中断させる原因になってしまった物言わぬタイトルボードに思わず八つ当たり。「離れてろ」とボードを隅へと追いやるお茶目な姿も披露する。 最後に、映画の公開に向けて「僕が感じているのは、人々の心とつながる映画を作れたということだ。誰もが自分を投影できる。一生心の中に残る映画になるはずだ。」とメッセージを贈るスコットに続き、メスカルも「ぜひ劇場で観て欲しい。友達とでもいいし、1人でもいいから、できる限り劇場に足を運んでほしいね。」とメッセージを投げかけた。 映画『異人たち』は、2024年4月19日(金) 公開。
otocoto編集部
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