泣き出すかと思ったら…道で転んだ3歳息子が言い放った「母を感動させる言葉」
話を聞いていないようで実は聞いている息子
「痛いの痛いのママに飛んでけー」に対して、「ママかわいそうなの」そして、「いたいのいたいのなくなあれ」と返した我が子。この時はアオちゃんの不意打ちの優しさに、グッときてしまいました。 アオちゃんは普段から24時間優しさ全開なわけではありません(笑)。3歳の年相応で、まだまだ人の気持ちを学んでいる最中です。 それでも、保育園の先生方や、家庭での声かけによって、「人や動物、モノに優しくしましょう」という教えが少しずつ身についてきたのだと思います。「お花を踏んだらかわいそうだよ」というような言葉を聞いて、「お空がかわいそう」という発想にもなったのかもしません。 この他にも、アオちゃんの優しさを感じた出来事が最近ありました。アオちゃんが、1歳の弟しーちゃんにちょっかいを出されて怒っていた時に、私が「しーちゃんはまだ赤ちゃんだから分からないんだよ。優しく言ってあげてね」と伝えたことがありました。アオちゃんはその時は「優しくしない!」とおかんむりで、聞く耳を持たないという様子でした。 しかし、そんな注意をした私でしたが、後日しーちゃんがいたずらで私の体を噛んできた時に、とっさに「痛い!」と大きな声を出してしまいました。するとアオちゃんが駆け寄ってきて、「ママ、しーちゃんは赤ちゃんなの。まだ分からないから、優しく言って」と言ってきたのです(苦笑)。 アオちゃんは私や夫の話を聞いていないようで、実はちゃんと大人の言っていることを聞き、理解しているんだなぁ。優しい子になっているなぁと、この時思ったのでした。これからもこのまま心優しい子に育って欲しいなと思います。
つぐみ屋(漫画家・イラストレーター)