人口減少「多文化共生・多民族共生の社会目指す」 川勝平太静岡県知事
「ポスト東京時代」を静岡で開く
一方で静岡県は、55歳以上の転入者や、外国人居住者が多い。川勝知事は、世界文化遺産の富士山や世界農業遺産となったお茶づくりなど世界クラスの自然と、日本一多い439にのぼる「食材の王国」、「健康寿命世界一」を広め、静岡県に3世帯同居可能な「ポスト東京」の「新しい時代を開く」ことを強調。 50年後の静岡県像の質問に対しては、性別・宗教・国籍に関係なく、静岡に来ると夢がかなう「ジャパニーズドリーム」が実現する県になるよう、「多文化共生・多民族共生の社会にしなければならない」と抱負を語った。 (2017年3月取材)
---------- 【川勝平太(かわかつへいた)】 1948年8月16日京都市生まれ。1972年早稲田大第一政治経済学部経済学科卒業、1975年同大大学院経済学研究科修士課程修了、1985年オックスフォード大学博士号取得。1990年早稲田大政治経済学部教授、1998年国際日本文化研究センター教授、2007年静岡文化芸術大学長。2009年7月静岡県知事に就任、現在2期目。著書に「富国有徳論」(1995年)「文明の海洋史観」(1997年)「文化力 ── 日本の底力」(2006年)「日本の理想 ふじのくに」(2010年)など。 ---------- ※インタビューの全文は【連載】人口減少時代 「川勝平太・静岡県知事に聞く」(全文1~3完)に掲載