【NFL】“印象的な”2024年ドラフト候補生を評価するレイダースOCゲッツィ
オコンネルにとって最も好調だった試合の1つとして、シーズン第17週に敗れたインディアナポリス・コルツ戦が挙げられる。この試合で、オコンネルはパスヤード(299ヤード)とパス成功数(30回)でキャリアハイを更新した。オコンネルはワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスをメインターゲットとし、結果としてアダムスはレシーブ13回、126ヤード、タッチダウン2回を記録。その中で、2人はゲッツィOCが2024年にオフェンスに求めるようなつながりを見せつけた。
ゲッツィOCは「常に今いる選手でプレーしなければならないし、最高の選手が日曜日に輝いていなければならない。だから、全員が最も得意とすることを見つけ、それを強調するクールでユニークな方法を毎週見つけることが常に重要になる」と話している。
しかし、オコンネルが今季にアダムスにボールを投げる選手になるとは限らない。次のドラフトで全体13位指名権を保有しているレイダースは、その1巡目指名権でトレードアップあるいはQB指名を検討する可能性がある。クオーターバックがそのポジションでプレーする上で、持っておくべき重要なスキルが1つあると考えているゲッツィOCは、次のように説明した。
「ある種の回避能力を持つことは本当に重要だ。単純にポケットの中でスライディングするにせよ、ポケットの外で足を使って広げるにせよ、セカンドチャンスを得て、プレーを広げられるようにならなければならない」
「それはスーパーボウルでも示されていた・・・プレーのセカンドチャンスを作り出す両選手の能力は、このリーグでは重要な部分だ。試合に勝とうと思ったら、第3ダウンとレッドゾーンでいいプレーをしなければならない」
ゲッツィOCが理想としているクオーターバックの特徴は、オコンネルが強みとしているものではないのかもしれない。2023年シーズンにおけるキャリー数がわずか17回で、11ランヤード、タッチダウンラン1回という成績にとどまったオコンネルは、数多くのサックも喫していた。とはいえ、レイダースが誰を連れてこようと、オコンネルはその選手と今夏に競い合うことになる。ゲッツィOCが次にすべきことは、今月末から行われる2024年NFLスカウティングコンバインで、それが誰になるかを見極めることだ。
「印象的な(ドラフトクラス)であることは明らかだ」と述べたゲッツィOCは「いろいろな特色があると思うし、自分はそこに飛び込むのを大いに楽しむと思う」と続けている。