山崎貴監督、「陰陽師0」舞台あいさつにサプライズ登壇 妻・佐藤嗣麻子監督「朝は寝てたのに…」
俳優の山﨑賢人が主演する映画「陰陽師0」(佐藤嗣麻子監督)の公開記念舞台あいさつが20日、都内で行われ、佐藤監督の夫で映画監督の山崎貴氏がサプライズ登壇し妻の映画公開を祝福した。 平安時代に実在した呪術師陰陽師・安倍晴明が陰陽師になる前の学生時代を描いた作品。佐藤監督は35年前に原作者・夢枕獏氏と映画化を約束したといい「35年かかってやっと公開することができました」としみじみ語った。 舞台あいさつの終盤、主演の山﨑から呼び込まれた山崎監督が花束をもって登壇すると、佐藤監督はしゃがみ込み「朝は寝てたのに…」と驚きの表情。映画の感想を尋ねられると山崎監督は「長い間苦労しているのはそばで見ていたので、思いが成就して、今までの戦いは無駄じゃなかったと思った」と妻の情熱をたたえた。 山崎監督の出演は、他の登壇者にもサプライズだったが、偶然にも舞台あいさつでは安藤政信が山崎監督について言及。ワンカットの長回しのシーンでNGが続き、撮影が予定より2時間半オーバーしたエピソードを振り返り「最初のカットが僕ならOK出していたけど、監督がもう1回撮りたいって言ったんで受けて立ったら大失敗で(笑い)。終わって僕が傷つきながら外で空気を吸っていたら(見学に来ていた)旦那さんがスッとやって来て『嫁がすみません』って」と告白。この日の登壇で再び相まみえ、山崎監督も「安藤さん、すみませんでした本当に…」と苦笑していた。
報知新聞社