歌舞伎座でビートたけしの「祝幕」がお披露目 初舞台控える中村獅童の息子2人のために
タレントで映画監督のビートたけしが、「六月大歌舞伎」で使われる祝幕(いわいまく)を手掛け、28日、東京・歌舞伎座でお披露目された。 【写真】祝幕をバックに、中村獅童(中央)と初舞台を迎える中村陽喜(右)、中村夏幹 たけしが担当したのは、6月に初舞台を控える中村獅童の長男・中村陽喜(はるき)、次男・中村夏幹(なつき)への祝幕。北野武作品の映画「首」(2023年)にも出演している獅童の希望で実現したもの。たけしは、画家でもあり、これまで描きためたものの中から原画を提供。子どもたちの意見も聞きながら、風神雷神を思わせるものが選ばれたという。 獅童は「ずっとたけしさんのファンでぜひにとお願いした。すぐ『やる』と言ってくださった。こんなすてきな祝幕をいただき、胸がいっぱいです」と感謝。たけしは「この度の初舞台、誠におめでとうございます。これからの歌舞伎界を担っていくお二人及び皆さまの輝かしい未来を、心よりお慶び申し上げます」とコメントした。 歌舞伎座では、黒・柿・萌葱(もえぎ)の「定式幕(じょうしきまく)」を引幕(ひきまく)として用いる。襲名披露や初舞台の際、後援会やごひいきから俳優に提供される特別な引幕として「祝幕」を定式幕の代わりに用いることがある。
報知新聞社