まさに“兄弟”のように多くの時間を一緒に過ごしていた大谷翔平（左）と水原一平氏だったが……

《大谷翔平と水原一平の疑惑を報道で知って以来、情報収集に努めてきました。本日未明、我々の調査局（DOI）はこの件に関する正式な調査手続きを開始しました》 【すごい…写真あり】スポーツウェアブランドで紹介されていた真美子夫人の「美脚ぶり」 MLBは３月22日（日本時間23日）にプレスリリースで、ドジャース・大谷翔平と元通訳の水原一平氏の違法賭博疑惑について調査を開始したと発表した。 一方、大谷の代理人は、告発状を法執行機関に正式に提出したと述べたが、どの当局に提出したかは明らかにしていない。米スポーツチャンネルESPNによると、カリフォルニア州捜査局もFBIもこの事件を捜査しておらず、窃盗容疑を捜査しているかどうかは依然として不明だという。 水原氏がESPNに話した内容によると、 「借金を返済するために電信を送る必要がある」 と伝え 「彼はそれが違法かどうかは尋ねなかったし、それについて私に質問もしなかった」 と明かしている。 大谷が借金を支払うことに同意した後、２人は大谷選手のコンピュータで大谷選手の銀行口座にログイン。数ヵ月にわたって１回あたり50万ドルの取引を８、９回送金したという。水原氏は、最後の支払いは10月に行われたと推定した。 しかしこの翌日、ドジャースが解雇を発表したあと、ESPNの記者が水原氏に改めて電話すると、インタビューで嘘をついたと告白し、多くの発言を撤回。 さらにこの時記者が 「翔平に嘘をつきましたか？」 と聞かれ 「はい」 と答えたという。 「大谷選手の広報担当者はESPNに対し、水原氏は通訳という立場で大谷選手への情報をコントロールしており、試合後のクラブハウスミーティングで新しい通訳が来るまで、何が起こっているのか理解していなかったと。 それで、自分の口座からお金がなくなっていることに初めて気づいたと明かしています。しかし真相を解明するためにMLBのヒアリングは受けるでしょう。今のところ大谷選手が試合出場停止になるなどといった情報はありません」（スポーツライター） アメリカではメジャーリーグより、アメフトやバスケなどの方が人気は高く、日本人が思っているほど大谷の知名度はないという。だが、この事件については大きく報道されているようだ。 アメリカのロサンゼルス・ハリウッドで収録されているABCテレビ『Jimmy Kimmel Live』。同番組のユーチューブチャンネルは登録者数1930万人という超人気トークライブ番組で、この違法賭博問題を取り上げた。 司会のジミー・キンメルは早速この問題をジョークにした。 「多くの人の懸念は、彼（水原氏）が野球賭博をしていたか。なぜ彼らがそれを知らないのかが分からない。手がかりはずっとあった。彼の髪型はピート・ローズと同じだったのです」 と話すとスタジオは大爆笑に包まれた。 ピート・ローズ氏は元大リーガーで最多試合出場記録や通算安打記録などを保持していたが、監督時代の1989年に、野球賭博疑惑を受けMLBから永久追放処分を受けた人物だ。ローズ氏は髪の毛を下ろして前髪を切りそろえているマッシュルームカットのような髪型で、番組では水原氏との写真が並べられて紹介された。 続けてキンメル氏は 「翔平はまだこのことをメディアに話していない。なぜなら通訳を解雇してしまったから」 と皮肉を言うとまた笑いが起きた。 日本の報道番組では考えられないような侮蔑発言にも感じるが、アメリカ人からすればHOTなニュースを“アメリカンジョーク”に変えたという程度なのか。 大谷はこの悪夢のようなスキャンダルから一刻も早く解放され、野球に集中したいところではないだろうか――。