羊文学 横アリで自身最大1万2000人の初のアリーナ単独公演 7月からアジア&全国ツアー
男女3人組バンド、羊文学が21日、横浜アリーナで初のアリーナ単独公演を行い、自身最大規模の約1万2000人を熱狂させた。爆音と同時にステージ後方の3本のLEDに光がともり、メンバーが登場すると、約1万2000人のボルテージは早くも最高潮に。ボーカル兼ギター、塩塚モエカが「横浜アリーナ、ありがとう!」と叫び、「初めての横浜アリーナです。本当に短い間ですけど、みんなでワクワクしていく!?」と呼びかけると、大歓声が巻き起こった。 羊文学は2020年にメジャーデビュー。昨年3月の「CDショップ大賞」でアルバム「our hope」が新人部門で大賞に選出。同6月に台北で初の海外単独公演を成功させ、同年のTBS系「呪術廻戦」の第2期「渋谷事変」のエンディングテーマ「more than words」で国内外での知名度が急上昇。今月6日に終了した初のアジアツアーは全7公演のチケットが完売するなど勢いをつけてきた。 今公演もわずか3分でチケットが売り切れる人気ぶり。喜びを体現した全力パフォーマンスで代表曲「more than words」やヒット曲「永遠のブルー」「光るとき」など18曲を披露。ステージを駆け回ったベースの河西ゆりかが「結構、距離があった。50メートル走くらい」とはにかむと、塩塚は「大きくなっても、みんなが温かいから一緒だね」と喜んだ。 塩塚は「こんなに広いのに、一人一人がそばにいるような感じがして、すごく温かくて。ずっと応援してくれて本当にありがとうございます」と涙を流して感謝し、ベースの河西ゆりかは「3人が大きな柱になって羊文学を支えたい。これからも羊文学をよろしくお願いします!」と笑顔。 ドラムのフクダヒロアは「次はガーデンシアターだったり、東京ドームだったり、決まってないですが、皆さんの希望になれば」と意気込み、ファンを喜ばせた。 終演後には7月にアジアツアーの追加公演(4都市)と8月30日から全国ツアー(12都市)を行うことを発表した。