セガサミーが完封で2連勝!ドラフト候補・古屋敷は速球派のイメージガラリ 変化球駆使し巧みなピッチングを披露!【社会人スポニチ大会2024】
3月10日、JABAスポニチ東京大会が2日目を迎えた。神宮球場では第1試合にAブロックのセガサミーと日本製鉄鹿島が対戦。セガサミーが4-0と完封勝利をあげた。 【一覧】社会人野球部 新人選手 セガサミーは古屋敷 匠眞投手(八戸工大一-法政大)投手が先発。昨秋は最速156キロのストレートを武器にアピールを続け、ドラフト候補として注目されたが指名漏れ。悔しさを晴らすべく始動した今シーズンは、「昨年の都市対抗大会の反省を活かし、ストレート一辺倒の投球ではなく、変化球で打たせてとる投球を目標に取り組んだ」と、スタイルをガラリと変え、調整してきたという。 登板を振り返ると、「制球力重視で投げた」という言葉通り、ストレートは最速149キロながらも低めに制球され、変化球を交えた投球で相手打線を手玉に取った。加えて「手首を寝かせながら投げることで、ストレートが伸びていくようにしている」と、真っすぐにも工夫を重ねているという。 好投に応えたいセガサミー打線は5回、4番中川 智裕内野手(近大附-近畿大)のヒットを皮切りにチャンスを作ると、砂川 哲平内野手(明豊-駒澤大)が1塁への内野安打で2点を先制。その後打線がつながり3連打で追加点をあげると死球でさらに得点をあげ点差を広げた。援護を受けた古屋敷は5回も抑え、試合の流れを渡さない。ふくらはぎを負傷した影響もあり、6回途中でマウンドを降りたが被安打3、1四球と安定感を見せた。 日本製鉄鹿島も9回には連打と四球で無死満塁のチャンスを作ると、山口 駿太郎外野手(大垣日大-日本大)がレフトへ大きなあたりを放ったが惜しくもポールの左へ。その後ダブルプレーに取られ、完封負けを喫した。 セガサミーは2連勝となり予選リーグ突破に大きく近づいた。明日行われる日本新薬との試合に勝利し、3戦全勝で予選突破を狙いたいところだ。