「具商デパート」をＰＲする生徒たち＝１日、具志川商業高校

　沖縄県立具志川商業高校の生徒が株主となる模擬株式会社「具商デパート」の商品販売が10、11の両日、うるま市の同校で開かれる。役員（生徒）らが1日、同校で記者会見を開き、来場を呼びかけた。 【写真】売り上げ1千万円！石垣島の高校生が考えた弁当、空港の土産店で一番人気に 　同会社は全校生徒が千円を出資して「具商デパート」を設立。仕入れから販売までの全ての活動を生徒が主体となって行う総合的・実践的学習で、県内の高校で唯一のデパートだ。商品販売を毎年開催しており、今回で節目の30回を迎える。 　同デパートは市内外の15店舗と仕入れ先30社から、雑貨、食品、スイーツなどを厳選。地元の農水産物などを使ったメニューも用意して来場者を迎える。県立沖縄高等特別支援学校生が制作した赤瓦ランプも販売する。 　社長に就いた大田笑鈴さん（3年）は「豊富な品ぞろえでお客さまをお待ちしております。多くの人に来場してほしい」と呼びかけ。副社長の前田未莱乃さん（3年）と新垣元基さんは「昨年は560万円を売り上げた。今回はそれを上回りたい。利益は地域の子ども支援活動や首里城復興支援に寄付する」と話した。（翁長良勝通信員）