幻想、万葉まつり 高岡で開幕 特設の水上舞台 3日間で全20巻朗唱
第44回高岡万葉まつり(高岡市、富山新聞社などでつくる実行委員会主催)は4日、高岡市の高岡古城公園で開幕し、万葉集の全4516首を3日間にわたって歌い継ぐメイン行事「第35回万葉集全20巻朗唱の会」が始まった。夕方には園内に約400個のランタンがともり、幻想的な雰囲気の中で来場者が朗唱を楽しんだ。 朗唱の会は日中は特設の水上舞台で、夜は事前収録の動画配信で行われ、6日まで約2千人が出演する。 オープニングでは可西舞踊研究所が創作舞踊、かたかご幼稚園・保育園の園児が歌と踊りを披露した。実行委員会長の角田悠紀市長があいさつし、佐藤一絵副知事が新田八朗知事のメッセージを代読した。角田市長や金沢、氷見市など万葉ゆかりの地の関係者、文学者の中西進氏(前高志の国文学館長)らによる朗唱で幕を開けた。