史上最悪…プロ野球のお騒がせ助っ人(3)阪神入りも「神のお告げ」で
プロ野球の世界では、助っ人外国人選手の活躍がチームの順位に直結するといえる。もちろん期待通りの活躍を見せた選手も多くいるが、衝撃の形で日本球界を去った選手もいた。そこで今回は、歴代の助っ人外国人選手の中でも、日本球界を騒がせる形となったプレーヤーを紹介する。
マイク・グリーンウェル
出身:アメリカ合衆国 投打:右投左打 身長/体重:183cm/93kg 生年月日:1963年7月18日 さまざまな意味で球史に名を残したのが、阪神タイガースに加入したマイク・グリーンウェルである。 グリーンウェルはボストン・レッドソックスで通算130本塁打を放ち、オールスターにも2度出場。シルバースラッガー賞の受賞経験もあり、「ミスター・レッドソックス」とも称されたことから、阪神ファンから大きな期待が集まっていた。 春季キャンプにも初日から参加し、シーズンでの爆発が予想されていたなか、キャンプ途中にアメリカへ一時帰国した。 開幕にも間に合わなかったグリーンウェルは、5月にようやく実戦デビュー。自身にとっての開幕3連戦を12打数5安打という結果で終え、ついに本領を発揮し始めた。 しかし、試合中の自打球の影響で足を骨折したグリーンウェルは、記者会見で「神のお告げ」という言葉を発し、突如として現役引退を発表。母国へと帰国した。最終的に年俸の75%が支払われたが、わずか6安打で日本を去るとは誰が想像できただろうか。
ベースボールチャンネル編集部