元東洋太平洋王者・木村吉光 約1年4カ月ぶりの再起戦で判定勝ち 昨年大みそか戦の前日計量で救急搬送
◇プロボクシングライト級8回戦 木村吉光《○判定●》ウー・ハンユン(2024年12月31日 東京・大田区総合体育館) 元東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王者の木村吉光(28=志成)が1年4カ月ぶりのリングで3―0大差判定勝ちし、ライト級初戦を白星で飾った。 ABEMAの人気オリジナル恋愛番組『シャッフルアイランド』シリーズに出演経験もあるイケメンボクサーは金髪の丸刈り姿にイメチェン。序盤から左ジャブでけん制も相手のプレスに後退し、ロープを背負う展開が続いた。ただ6回以降は前に出ると、7回にはワンツーをヒット。決定打を欠いたが、最後まで主導権を渡さなかったが「しょっぱい試合をしてしまった。ラッシュも全然できず、反省点もたくさんあるので、次に生かしたい」と汗を拭った。 木村は昨年の大みそかに開催予定だった東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦(大田区総合体育館)を欠場。減量の影響で前日計量前に意識を失い、救急搬送された。日本ボクシングコミッションから1年間のライセンス停止処分を受け、今回が処分明けの初戦だった。「この1年は長く、反省してここに立てることを本当に感謝している」と話し、「野木トレーナー、1年間ずっと付きっきりでありがとうございました」と担当トレーナーに感謝しながら、再出発を誓った。