『デッドプール&ウルヴァリン』は「どのMCU映画とも違う」作品になると監督が語る いわゆる「スーパーヒーロー疲れ」にも言及
『デッドプール&ウルヴァリン』は「どのMCU映画とも違う」作品になると監督が語る いわゆる「スーパーヒーロー疲れ」にも言及
『デッドプール&ウルヴァリン』のショーン・レヴィ監督が、MCU全体やいわゆる「スーパーヒーロー疲れ」について言及し、同作がこれまでの型を破る作品になってほしいと語った。 「デッドプール&ウルヴァリン」画像・動画ギャラリー Total Film(GamesRadar経由)のインタビューでレヴィは、MCUとそのファンベースについて率直に語った。彼は、MCUの興行収入が低迷し、近作のいくつかが賛否両論となっている状況で、『デッドプール&ウルヴァリン』のプロットが「神聖時間軸を救う」という内容であることの偶然の一致を指摘している。 「ケヴィン・ファイギがMCUで築き上げてきたものは、一連の成功としては歴史的なものですが、文化には潮目があり、盛衰があります。その中で確かなことは、同じことをうんざりするほど続けても、人々が同じ興奮で迎えてくれるとは期待できないということです」とレヴィは説明する。「僕たちの映画はMCUのどの映画とも違いますから、本当に偶然うまくいきました。MCUの多くの映画のファンとして、そう言っておきます」 また『デッドプール&ウルヴァリン』の公開時期については、「人々がMCUの意味を問う、この特異なタイミングになるとは思ってもみませんでした」とコメント。「この映画は私たちを驚かせることができるのか? 予想していなかった形で型を破れるのか? といった疑問に対して、本作が答えになることを心から願っています」 マーベル・スタジオの共同社長を務めるルイス・デスポジートと、MCUを率いるケヴィン・ファイギは以前、スタジオが苦戦を強いられていることを認めていた。しかし、『デッドプール&ウルヴァリン』の公開が迫るなか、失った地盤を取り戻すことを望んでおり、「力強く戻ってきた」と感じると述べている。 またディズニーは、マーベルが年間に公開する映画を2~3本、ドラマは2本程度に削減する計画を発表している。『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年に公開される唯一のMCU映画として、その先例となる。本作は7月26日に米国公開を迎えるが、日本では2日間前倒しとなることが決定。7月24日に世界最速での日本公開が実現する。
Adele Ankers-Range