モー娘。石田亜佑美「もっともっと!と楽しんでいる自分がいます」【卒業直前インタビュー】
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「モーニング娘。’24」の石田亜佑美(27)が、12月6日に横浜アリーナで行われる自身の卒業公演を前にインタビューに応じた。13年超も在籍するグループから羽ばたく今の心境は――。 【写真】あゆみんの笑顔がまぶしすぎる ――全16会場35公演の秋ツアーも残すところあとひとつ。ここまで駆け抜けてきた感想を 石田亜佑美(以下石田)卒業したら秋ツアーの話をする場がなくなるのでこのタイミングで聞いてくださってありがとうございます! 35公演というのは最近のツアーの中では(数が)多いんですよ。私はモーニング娘。として活動する中でライブをするのが一番好きだったから、最後にライブをいっぱいやって終われるのはすごくうれしかったです。 ――寂しさはあまりない? 石田 そうですね、「あと何公演だな…」って毎回必ず思いはするんですよ。すごく先に見えてた“終わり”がもうここまで来たという時間の早さに驚いているけど、まったく飽きないんです。30公演以上やっているのにもかかわらず「まだここ楽しめるな」「もっとこここだわれるな」っていう「もっともっと!」という気持ちを楽しんでいる自分がいます。 ――地元の仙台では3公演。かつては「地元は緊張する」と言っていたが… 石田 10代のころは地元公演といえば必ず泣いていたんですよ。緊張と抱えなくていいプレッシャーみたいなものを背負ってしまって…。いつからかそう泣かなくなって、強くなって、今回はもうとっても楽しかったです。もちろんファンの方も来てくれるし、メンバーも私のことをよく見てくれるし、アイコンタクトが増えたり、ビジョンに映る回数が増えたり。もう、ちやほやされている感覚でした(笑い)。 ――5月26日の卒業発表以来、本当にイベント尽くしだった 石田 はい。シングルもアルバムも出せて、ロッキンにも出られたし、写真集も出せた、ちゃんと残すもの残して半年過ごしたって感じです! カジサックチャンネルにも出られましたし(笑い)。 ――11月27日に発売されたモー娘。17枚目のアルバムのタイトルは「Professionals―17th」 石田 このタイトルを背負う自分たちは恥ずかしくないかって考えるきっかけをつんく♂さんがくれたと思いました。で、自分はどうかと考えたときにモーニング娘。としての活動を自分なりにこだわり続けて活動してきたから恥ずかしくないって胸を張って言えます。 ――つんく♂は1曲目の「勇敢なダンス」をアルバムの顔だと説明した 石田 完全に私の人生を歌っている、すごく自分に似合う歌だなって思って聴いてたんです。ところがつんくさんのnote読んだら“恋の歌”って書いてあったからびっくりしたんですよ~(笑い)。だから聴く人によって恋愛っぽく捉える方もいれば人生と捉える方もいるんだろうなって理解をしました。「勇敢なダンス」というタイトルをいただけたのはご褒美だなって思いますね。誰にどう言われようが、「この曲は私のことです!」って言いたいくらい。 ――卒コンの実感は膨らんだ? 石田 卒業公演をやるぞっていう準備には取り掛かっています。終わるっていうイメージはあんまりなくて、どんなに楽しい公演にしようかっていう想像ばっかりしています。 ――もうやり残したことはない 石田 そうですね。正直に言うと秋田公演とかやりたかったことはあるけど、自分がやれることとしてやり残したことはないです。最後もとっても楽しいと思います。卒業を伝えたときに「頑張ったよ~」って言ってくれた10期(=飯窪春菜、佐藤優樹、工藤遥)も私の卒業公演を楽しみにしてくれています!
森中航