仙台育英、6年ぶりの春勝利 明徳義塾を接戦で降す 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第1日の19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦が行われ、2年連続東北王者の仙台育英(宮城)が第2試合で、同じく2年連続四国王者の明徳義塾(高知)に1-0で勝利した。 【名門対決は大接戦 熱戦を写真特集で】 仙台育英のセンバツ勝利は第87回大会(2015年)以来6年ぶり。仙台育英は第6日(24日)第2試合の2回戦で、神戸国際大付(兵庫)と対戦する。 仙台育英が継投で1安打に抑え、零封した。四回途中から登板した2番手・伊藤は、威力のある直球を軸に無安打投球。機動力を生かした攻撃では二回1死二塁からエンドランが成功し、遠藤の左前打で得点した。明徳義塾は左腕・代木が好投し、持ち味の堅守もあったが、四回1死一、三塁での連続空振り三振が痛かった。 ◇仙台育英・須江航監督 お互いの良さを引き出した、集中力の高い試合だった。点の取りづらさでは(相手の)代木投手がナンバーワンだと思う。抽選会が早い時期だったので対応することができ、良かった。 ◇仙台育英・遠藤太胡左翼手 (決勝の左前適時打に)代木投手は右打者に対して初球と2球目が甘くなるので、そこを狙った。(公式戦初打席が甲子園で適時打)夢がかなって良かった。 ◇明徳義塾・馬淵史郎監督 (打線が1安打)相手にいいところを守られた。ツキがないなと感じた。点差は1―0だが実力差があるなと。(相手投手の伊藤は)直球がスピードガン以上の威力でスピンがかかっていた。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。