【進路予想】台風10号 29日(木)に九州南部上陸か 外国はさらに遅い上陸を予想 「進路の予想がまだ不確実」
気象庁から26日正午現在の台風10号の最新予報が発表されました。予報円の中心は、29日(木)に九州南部・鹿児島に上陸する予想となっています。 【写真を見る】海外の進路予想(アメリカ・イギリス・ヨーロッパ・アメリカ軍・日本) 一方、アメリカやイギリスなどは、九州への上陸はさらに遅くなると予想しています。 福岡管区気象台は、「進路の予想がまだ不確実」として最新の情報を確認するよう呼びかけました。 動きが遅いため、影響は長時間に及ぶ見通しです。 ■時速20キロ→15キロ→10キロ→ゆっくり 影響は長時間に 時速20キロとゆっくり西北西に進んでいる台風10号。12時間後の27日0時には時速15キロと遅くなり、27日正午には時速10キロ、その後さらにスピードを落とすと予想しています。 スピードが遅くなるとどうなるのか。 ■さらに発達するおそれ もちろん日本に近づくのも遅れますが、それ以上に気になることがあります。 日本に接近するまでの間、高い水温の海域をゆっくり進むために、さらに発達するおそれがあるのです。このため、強い勢力のまま北上し、29日(木)には九州南部に上陸するおそれがあるのです。 また、日本付近通過時には暴風雨や高波が長時間続くことになり、警戒が必要な時間が長くなります。 ■29日(木)~30日(金)に九州上陸、西日本~東日本を横断コースか 台風10号は暴風域を伴って、29日(木)に九州にかなり近づき、九州南部・鹿児島に上陸するおそれがあります。 その後は、西日本~東日本を、ゆっくり横断する予想です。 現時点ではまだ予報円が大きく、今後も進路が変わるおそれもあります。 ■外国の気象機関と比較すると・・・予報は定まっていない 参考のため、外国の気象機関の予報資料を紹介しておきます。この予報資料などを基に、各国が台風予報を作成するのですが、この時点で国によって違いがあり、予報が定まっていないことがわかります。 28日(水)午後9時の予想位置で比べて見ると、すべての中で、日本の予報が最も早く台風を進ませ、すでに九州南部に上陸させています。日本の気象庁は、外国の予報と見比べることで、これでは早すぎると判断し、予報円をやや遅めに修正して発表したのでしょう。
このような状況ですので、さらに日本への接近・上陸が遅れるおそれもあります。そうなると接近・上陸地点も変わってくるかもしれません。 今後の台風情報にも十分警戒してください。 RKB 気象予報士 龍山康朗
RKB毎日放送
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