1軍に“推薦”したい…DeNA、ファームで好成績を残す選手(2)後がない“元レギュラー戦士”
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している横浜DeNAベイスターズの選手を紹介したい。(※今季成績は9月19日時点)
神里和毅
投打:右投左打 身長/体重:179cm/86kg 生年月日:1994年1月17日 経歴:糸満高 - 中央大 - 日本生命 ドラフト:2017年ドラフト2位 復活が望まれている神里和毅。もう1度、一軍で輝く日は訪れるのだろうか。 中央大ではキャプテンとしてチームを引っ張るも、ドラフト指名漏れを経験。その後、社会人野球の日本生命で野球を続け、再挑戦のドラフトでは横浜DeNAベイスターズから2位で指名された。 すると、ルーキーイヤーから「7番・右翼」で開幕スタメンを奪取。同年は86試合の出場で打率251、5本塁打、21打点、15盗塁と走攻守で活躍した。 翌年は正中堅手の座を奪取し、規定打席にも到達。同年は123試合に出場し、打率.279、6本塁打、35打点、15盗塁を記録。その後もレギュラーとしての活躍が期待されていた。 しかし、2021年以降はバッティングが振るわずに出場機会を減らし、昨季まで3年連続で打率1割台という結果に。近年は代走などでの起用が多くなっている。 今季はファームでの期間が長くなっており、一軍出場が過去最少になることがすでに確定。8月27日の阪神戦では、相手先発・青柳晃洋を得意としていることもありスタメン起用されたが、ヒットは生まれず。 チームの外野陣では、梶原昂希や蝦名達夫らが大きく成長。さらにはドラフト1位ルーキー・度会隆輝の加入もあり、厳しい立場となっている。 一方、一軍では18試合出場で打率.077と低迷しているが、ファーム成績は47試合に出場し、打率.297、1本塁打、5盗塁。生き残るために、ここから少しでもアピールするしかない。
ベースボールチャンネル編集部