そろそろ「6番アイアン」もキツイ… 代わりの一本を中古で考えてミタ
プランC:「単品アイアン」に注目しよう
5番アイアンを入れていない西村優菜だが、軟鉄鍛造キャビティのアイアンセットを7番からPWまで入れて、6番はヘッドが大きめ、キャビティが深めの別モデルを入れている。番手は違うがロリー・マキロイ(北アイルランド)など米ツアーの選手も、ロフトの少ないものを別モデルにしている選手が少なくない。 中古ショップには「単品アイアンコーナー」があり、アイアンセットから外れた番手が集められている。ほとんどがセットの“両端”の番手なのだが、まれに6番や7番が紛れ込んでいる。タイトリスト「T400」(2022年)はヘッドが大きく、アイアン型UTのような中空構造。 フォーティーン「TC560 FORGED アイアン」(2018年)の6番のロフト角は26度。7番が30度前後のアイアンセットと組み合わせるとちょうど良い。3番、4番は見つけやすいが5番、6番などはレアだ。見つかったらラッキーという意気込みで探してみて欲しい。自分のアイアンと見比べて装着シャフトも選びたい。
筆者もコースや季節によって、キャディバッグの中のアイアンの本数を変えている。冬場は飛距離が出ず、ボールも上がりにくいので7番アイアンまでにして、31度もしくは28度のウッド型UTを入れる。体が動く季節になると、6番アイアンを復活させる。一度、7番アイアンを抜いて34度のUTを入れてみたが、打った瞬間にボールが上がりすぎて視界から消える感じが馴染めず、元に戻した経験がある(さらに風の影響も大きかった)。 クラブセッティングは流れが大切。ウエートフローやシャフトの特性を考慮しつつ、試行錯誤してほしい。(文・田島基晴)