約6年ぶりツアー復帰の森田理香子はドライビングディスタンス1位を記録! 首位は西郷真央が独走。「ダイキンオーキッドレディス」2日目をプロがレポート
続いて森田理香子選手は同組の菊地絵理香、上田桃子選手よりも30ヤード以上オーバードライブする飛距離でかなり飛んでいました。昨日の菊地選手のコメントでは「70ヤードくらい3回おいて行かれましたし、アイアンショットも乾いた感じのいい音を出すのは健在だと思いました」とその飛距離に驚いていました。 今日のラウンドは前半に4連続バーディを奪い5バーディ2ボギーの69でプレーしトータル1アンダー18位タイで見事に予選を通過しました。
「上出来だと思います。自分でも天才やなぁって思いながら回っていました(笑)。自分で自分をコントロールしてやっていました」と良いゴルフができたとラウンド後の囲み会見で振り返ります。 2日間のドライビングディスタンスの計測では平均271ヤードを飛ばし1位を記録。初日のスタッツを見て、「それを見て記録だけ残して帰ろうかと思いました(笑)」と話し、飛距離があることで”やれる”という気持ちにもなり、またトレーニングを積んでもっと飛ばしたいとも思うと話していました。 ショット力だけでなく小技も「下手ながらもできると思えた。優勝する、しないというところはまたレベルが違うがいろんなスタイルが合っていいと思う」と雨や風といった難コンディションだった2日間をしっかりと予選通過できたのは見事でした。 首位を走る西郷真央選手は、落ち着いたプレーで6つのバーディを奪いノーボギーのプレー。雨、風、気温の変化とかなり難しいコンディションでしたが流れを切らさないプレーは流石の一言。残り2日で2位以下の菊地絵理香、岩井千怜、仁井優花選手らがどれだけ迫れるかが見どころになるでしょう。
プロゴルファー・中村修
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