【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
(ブルームバーグ): マーケットで話題になったニュースをお届けします。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
円上昇へ
ドルの力強さは年内にピークを迎え、2025年全般をかけて徐々に下落するとモルガン・スタンレーは予想。「円がアウトパフォーム通貨になるのは極めてはっきりしている。予想コンセンサスよりハト派的な米連邦準備制度理事会(FRB)と、米実質金利の低下がその主な裏付けだ」とマシュー・ホーンバック氏ら為替ストラテジストが指摘した。一方、米国株の年末ラリーが今週から始まり、S&P500種株価指数は約4%上昇して6200に達すると、ゴールドマン・サックス・グループのトレーダー、スコット・ルブナー氏はみている。
発表延期
米百貨店メーシーズは8-10月(第3四半期)決算の発表を遅らせる。従業員1人が総額1億ドル(154億円)を超える経費を隠していたことが調査で明らかになった。この従業員は「意図的に」誤った会計処理を行い、複数年にわたって1億3200万-1億5400万ドルの配送費を隠蔽。小口配送の会計を担当していたが、すでに退社しているという。同社は26日に決算を発表する予定だった。同四半期決算と、11-1月(第4四半期)および通期の業績見通しは12月11日までに発表するとしている。
テスラ除外
米カリフォルニア州のニューサム知事(民主)はトランプ次期大統領が連邦政府としての電気自動車(EV)補助を撤廃した場合に備え、州が導入する奨励措置案を公表した。2023年に段階的に廃止した州プログラムを強化し、トランプ氏が廃止しようとしている7500ドルの税控除に代わる優遇措置を消費者に提供する。だが、この案には市場シェアに基づく制限が盛り込まれ、テスラの人気EVモデルは除外される見通しで、イーロン・マスク氏の怒りを買うのは必至となりそうだ。
追加購入
データ分析ソフトウエアの米マイクロストラテジーは、54億ドル(約8300億円)相当のビットコインを追加購入した。過去最大の規模で、大型購入は今月に入りこれで3度目。米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、11月18日-24日に5万5500BTCを取得した。 これにより、マイクロストラテジーが保有するビットコインは約380億ドル相当となり、上場企業としては最大の保有額となった。