フェンシング・上野兄妹「エア・ウォーター」入社 五輪金で“ボーナス”も 妹・優佳「将来的には兄妹で五輪でメダル」
フェンシング・フルーレ日本代表の上野優佳、優斗きょうだいが8日、都内で会見し、医療、エネルギーなど多岐に渡って事業を展開する「エア・ウォーター株式会社」への入社を発表した。当社初のアスリート社員となる。 妹・優佳は現在22歳で、21年東京五輪にも出場。昨年の世界選手権では、16年ぶり団体銅メダル獲得に貢献し、パリ五輪でも活躍が期待される。「最大の目標は、パリ五輪で金メダルを獲得すること。東京五輪では個人・団体ともに6位で、女子フルーレでは過去最高だったが悔しい思いをした。パリ五輪だけに目標を定めて進んできた。過去最強のチームが出来上がっている。将来的には、きょうだいで五輪でメダル獲得したい」と決意を述べた。 24歳の兄・優斗は、2019年ユニバーシアードで銅メダリストになるなど、数々の国際大会で活躍してきた。「今回の入社にあたり、たくさんの方々に支えられてきた。ワクワクと不安な気持ち、ドキドキしている気持ちがあるが、チャレンジ精神を忘れず会社に貢献できるように頑張りたい」と語った。 同社の尾上英俊・取締役常務執行役員は、五輪金メダルでの“ボーナス”についても検討を示唆。「そうなりますように、しっかり支援していきたい。予算はないが、それはそのときやってくれると信じている」と期待を込めた。兄妹で切磋琢磨(せっさたくま)し、さらなる成長を目指して行く。
報知新聞社