北海は札幌光星と、札幌第一は国際情報と初戦 南北海道大会
第106回全国高校野球選手権南北海道大会(朝日新聞社、北海道高野連主催)の抽選会が5日、準決勝、決勝の会場となるエスコンフィールドHOKKAIDOで開かれ、地区大会を勝ち抜いた16チームの組み合わせが決まった。 【写真】南北海道大会の組み合わせ 昨夏の甲子園大会16強で、3季連続の甲子園出場をめざす北海は初戦で札幌光星と対戦する。札幌第一は国際情報との顔合わせ。 大会は札幌円山球場で11日に開幕する。準決勝(20日)と決勝(21日)は2年続けて北海道日本ハムファイターズの本拠・エスコンフィールドHOKKAIDOで行われる予定だ。 ■南北海道大会の展望 南大会は、例年にも増して実力が拮抗(きっこう)し、混戦の模様だ。開幕試合から、春季全道大会で8強入りした国際情報と、札幌第一の好カードが組まれた。 Aゾーンでは、室蘭地区で私学4校の激戦ブロックを勝ち抜いた苫小牧中央と函館大有斗がぶつかる。昨春以降、道内公式戦の連勝を29に伸ばしている北海は札幌光星との顔合わせ。北海は3季連続の甲子園出場をめざし、経験値の高いセンターラインを中心に総合力が高い。Aゾーンは北海を軸に争われそうだ。 Bゾーンは、札幌日大に勢いがある。昨秋の全道準優勝の東海大札幌をコールドで破ってきた。小熊梓龍投手は注目左腕。北照は左右の2枚エースをそろえる。右腕田中太晟と、U18(18歳以下)日本代表候補の合宿にも参加した高橋幸佑がいて、連戦にも心強い。この2校がBゾーンを引っ張る存在だ。札幌大谷と知内は2年前の決勝と同カード。10年ぶりに出場の浦河は地区3試合で、先発9人全員が打点を挙げている。(鈴木優香)
朝日新聞社