押し絵技法 くくり雛継承 奥州市民芸文祭作品展
第19回奥州市民芸術文化祭作品展「くくり雛(びな)展」(同市、市芸術文化協会主催、岩手日日新聞社など後援)は、同市水沢佐倉河のめんこい美術館で開かれている。水沢地域では押し絵の技法で作られたひな人形を独自に「くくり雛」と呼び、水沢くくり雛保存会(佐々木恵子会長、会員18人)が継承に努めている。今展では同会員らが手掛けた約40点を展示している。29日まで。 くくり雛は、江戸時代に画人砂金竹香(1858~1930年)が広めたと伝えられ、押し絵の裏側に竹串などを付けて木製の台に挿し、ひな壇に立てて飾る。 入場無料。開場時間は午前10時から午後3時まで。