春の諏訪湖へ「疲労感少ないのは温泉のおかげ」 力強くこぎ出すローイング選手の合宿は充実
ローイング(旧ボート競技)の強豪として知られるNTT東日本(東京)漕艇(そうてい)部が25日まで、下諏訪町漕艇場「下諏訪ローイングパーク」を拠点に合宿している。晴天に恵まれた22日朝、選手たちは諏訪湖沖で練習に励んだ。 【写真】晴天の諏訪湖にこぎ出すローイングの選手たち
今井裕介監督(42)が諏訪市出身で、高校時代は岡谷南高校の漕艇部に所属していたこともあり、諏訪湖で合宿している。今回は漕手(そうしゅ)8人と舵手(だしゅ)1人の計9人が乗るエイトをはじめ、ダブルスカル、シングルスカルの選手やスタッフ計23人が参加した。
選手らは諏訪市内のホテルに宿泊しており、温泉も満喫。エイトの漕手、一瀬(いちのせ)卓也選手(27)は「ウェイトトレーニングを重視し、体を追い込む練習もしている割には疲労感が少ない。温泉のおかげです」と笑顔だった。
NTT東日本漕艇部によると、ローイングパークは機能性が高い艇庫がある上、広々とした湖で集中して練習できる環境。今井監督は「何より地元の方々が温かく迎え入れてくれてありがたい。今月末からのシーズンインに向けて調整し、いいスタートを切りたい」と話している。
23日には地元中高生向けのボート教室を開く予定。