40代以上の【ユニクロ】との正しい付き合い方と、おすすめのアイテムをスタイリストが解説
大人気の「ユニクロ」ですが、大人世代が買うなら、どのようなアイテムを選んで、どうやって着こなせば良いのでしょうか? 毎シーズン数え切れないくらいの洋服を目にし、優れた審美眼をもつ40代のスタイリスト、渡辺智佳さんに聞いてみました。 【写真で解説】スタイリストが「ユニクロ」で納得したアイテムと、大人がユニクロを着こなすコツを紹介
服は消耗品。値段に関わらず、“ずっと着られる”ことはない……
「まず、ユニクロに限らず大前提として伝えたいのは、洋服は“消耗品”であるということ。着ているうちに摩擦や洗濯などで少しずつ消耗してしまいますし、最近はトレンドが2、3年周期で変わっているので、5、6年ものあいだずっと着ることはなかなか難しいものです。『ワンシーズンで50回着回せたらOK』と考えるのが良いと思います。 そんな意味ではユニクロはとても優秀。買いやすい価格ですが、自宅で洗っても、数回で消耗してしまうことはありません。私は同じアイテムを2～3枚買い揃え、自宅で洗って、週2で着用し、1年で買い替えるくらいの気持ちで活用しています」
毎シーズン、ユニクロで必ずチェックするアイテムは「ニットとダウン」
「私が毎シーズン、ユニクロで欠かさずチェックするのは、エクストラファインメリノ素材のクルーネックニット、エクストラファインメリノ素材の細リブタートル、ダウンです。 黒の『エクストラファインメリノクルーネックセーター』は、この企画の打ち合わせ時にも着用していたほど、何度も着用しています。ユニクロのニットは、サイズ展開の幅広さも利点だと思っていて、年齢による体型の変化に合わせて、毎年サイズ選びをアップデートする気持ちで選んでいます」
「ダウンは、ベストからショート丈、ロング丈まで、形が選べるので、これもその時々の気分に合わせてセレクトできるのがメリット」
ユニクロの服こそ、丁寧にケアする
「ユニクロの服を着ておしゃれに見せたかったら、大事なのはちゃんとお手入れをすること。ブラッシングをして、毛玉ができたら取り、アイロンをかける……。Tシャツでさえも、しっかりとアイロンをかけます。慣れるまでは少し面倒かもしれませんが、このひと手間で見違えるんです。それができないなら、もう少し高価な洋服を選ぶほうが素敵に見せるのは簡単です」
撮影/中田陽子 スタイリスト/渡辺智佳 ヘア＆メイク/後藤若菜（ROI） モデル/武藤京子 撮影協力/八木千晶 構成・文/高橋香奈子
渡辺 智佳
