プログラミングや歴史、スポーツ 年齢、世代を超えて〝勉強〟しよう 福島県西会津町教委が「学びあいランド」開設
福島県西会津町教委は、プログラミングや地域の歴史文化など幅広い学びを提供する「西会津学びあいランド」を町内の西会津中に開設した。地域に開かれた学校として授業や部活動に加えて地域講座などで活用し、児童生徒と地域住民が共に学べる機会を創出する。 授業だけでは学べないさまざまな分野に対応し、教育環境を充実させようと設置した。プログラミングや3Dプリンターが体験できる「探究創造ランド」、町内で発掘された土器や漆器などを展示する「ふるさと未来ランド」、ボッチャなどのニュースポーツや創作太鼓に取り組む「健康スポーツランド」の三つのエリアを設けた。今後、世界の人々との交流や英語検定などの学習を行う「世界交流ランド」と野菜畑やビオトープを活用した「自然体験ランド」も順次オープンする。 オープニングセレモニーでは、五十嵐正彦町教育長が「年齢や世代などを越えた交流を通じて、積極的に社会に関わる姿勢を身に付けてほしい」とあいさつし、薄友喜町長と伊藤一男町議会議長が祝辞を述べた。児童生徒を代表し、同中2年の大槻蓮慈朗さんが「広く世界を見て、興味のあることを追究したい」と述べた。セレモニーの後、関係者と西会津小6年生、西会津中2年生合わせて約60人が三つのランドを見学し、新たな学びを体験した。