「何回負けて泣いてんだって」「まだまだ緩くて甘いんだろうな」J1昇格を逃した清水の秋葉監督が刺激的な言葉で心境を吐露
「プロとして何も残せていない」
昇格プレーオフ決勝で東京Vと引き分けた清水は残念ながらJ1昇格を果たせなかった。試合後、静かに会見場に現われた秋葉監督は厳しい言葉を並べた。 【PHOTO】国立競技場に集結し最後まで声援を送り続けた清水エスパルスサポーター!(Part1) 「見ての通り、何も勝ち得なかった。ただただ、それだけ。何回負けて泣いてんだっていう。プロとして何も残せていない。まだまだ足りないってことですから。僕を含めて下を向いている場合でも、泣いている場合でもないです。 しっかりとこれを心に刻んで、これからのフットボール人生、どうキャリアを過ごすのか。まだまだフットボーラーとして、プロとして、人間力、勝負強さ、メンタリティ、そういうものが全て足りないということですから、このオフに自分がどうなりたいのか、一人ひとりが見つめ直して、しっかりと自分たちのキャリアをどう過ごすべきなのか、考えたいと思います」 そして清水のファン・サポーターに向けて、次のようなメッセージを残した。 「ただただ申し訳ない。何度も、何度も悔しい想いをさせる、本当に何回目だって。言う言葉がないくらい。それでも多くの方が清水エスパルスを応援してくれる、それに対して感謝の気持ちしかないです。それに応えられない。まだまだ緩くて甘いんだろうなと思いますから、何かを根本的に僕を含めて変えないと、これを繰り返す。オフシーズンに見つめ直したいです」 刺激的な言葉で心境を吐露した指揮官の熱意を実践できるか。優秀なタレントを擁しながら、なぜレギュラーシーズンを4位で終えたのか、そのあたりも見つめ直したい。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)