2度のがんを乗り越えて…50歳・原千晶の今 北海道でサンマ400匹「釣りバカ」になっていた
帯広で両親と食事
天ぷらにしたり、お刺身にしたりと、色々と工夫して楽しんでいます。今住んでいるところは外食できる場所が少ないので、ほぼ100%自炊です。釣り仲間に捌き方を教えてもらったり、YouTubeで調べたりして、何度も練習して覚えました。 今年で50歳を迎えたんですが、こんな風に好きなことが見つかって夢中になっていることは、感慨深いです。30歳のときに病気をしてから、命を頂いて、20年という時を過ごしてきました。 今年の50歳の誕生日には、偶然、故郷の北海道・帯広での講演会に呼んでいただきました。その日に両親と3人で焼肉を食べて、お祝いできたのはすごく良い思い出です。 親としては、やっぱり「もう50歳か」と色々と思うことがあるみたいですね。40歳と50歳の違いをものすごく感じています。40代はまだ若いと感じることが多いんですけど、50代は本当に想像がつきませんでした。自分が本当に50代になったんだなっていう不思議な感じがあります。 今は少し落ち着いて生活しています。釣りやお酒を楽しみながら、仲間のおじさんたちと過ごすことが多いです。「ほとんど仕事をしていないでしょ?」と冗談で言われることもありますが、今の生活がとても気に入っています。 好きな旦那がいて、魚を釣って、お酒を飲んで…周りからは「最高じゃん」と言われています(笑)。
*** 第2回は、2度のがん闘病を振り返る。
原千晶 1974年、北海道生まれ。94年、「クラリオンガール」に選ばれ芸能界デビュー。2011年、「よつばの会」を設立。 デイリー新潮編集部
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