「私にふさわしいホテル」田中圭が多面的な演技見せる、堤幸彦も称賛
映画「私にふさわしいホテル」より、田中圭演じる編集者の遠藤道雄をフィーチャーした場面写真5枚が到着した。 【写真】田中圭、高橋文哉とネタバレトーク楽しむ 柚木麻子の同名小説を映像化した本作。新人賞を受賞したにもかかわらず、未だ単行本も出ない不遇な新人作家が文豪に愛された「山の上ホテル」で“文壇下剋上”を仕掛けるさまが描かれる。のんが主人公の中島加代子、滝藤賢一が大御所作家の東十条宗典をに扮した。 加代子と東十条の担当編集である遠藤は、裏で策略を練り、時には味方、時には敵にもなる人物。編集者としての野心を内に秘めており、憎たらしいところもあるが頼れる存在だ。常にクールでひょうひょうとしている一方、カラオケで熱唱したり、時々は笑顔を見せたり、人間味をのぞかせるキャラクターとなっている。 監督の堤幸彦は、多面的な演技を見せた田中について「付き合いも長く、ドラマも映画も一緒にやりましたが、昔からとにかくうまい方という印象です。遠藤には、『売れてなんぼ』という信念もあり、ヒットの力学と個人の究極の芸術である文学との狭間で生きている人。多分彼も大学の時は小説を書いていたけれども、早々に筆を折って編集者になったのかもしれない。その歪みみたいなものが、田中さん演じる遠藤の目線から見えるんです」と称賛している。 「私にふさわしいホテル」は12月27日より全国でロードショー。 (c)2012柚木麻子/新潮社 (c)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会