米国務長官が来月訪韓…韓国外交長官はトランプ氏就任後の訪米を推進(2)
◆トランプ大統領就任式、各国首脳は出席しない見込み こうした中、来月のトランプ大統領就任式には前例通り他国の首脳は出席しないことが把握された。これに先立ちトランプ氏は自身の就任式に中国の習近平国家主席を招待したと明らかにしたが、習主席が実際に出席する可能性は高くないという。国内の一部では「韓権限代行が就任式に招待されなかった」という批判もあるが、慣例上、招待がないのが普通という指摘だ。 その間、米大統領の就任式には韓国側から駐米大使夫妻が出席してきた。2017年のトランプ政権1期目には当時の安豪栄(アン・ホヨン)駐米大使が、2021年のバイデン大統領の就任式には李秀赫(イ・スヒョク)大使が出席した。このため今回の就任式にも趙賢東(チョ・ヒョンドン)駐米大使夫妻が出席する可能性が高い。 ◆弾劾局面でトランプ氏との意思疎通に困難 ただ、戒厳以降、韓国政府とトランプ氏側の意思疎通が円滑でないという懸念は相変わらずだ。22日から26日まで米国・日本訪問日程中の金次官もトランプ氏側の人物とは全く会えなかった。こうした中、石破茂首相はトランプ氏就任前の来月中旬の会談を調整している。ある外交筋は「先月まで政府は韓米日協力を生かしてトランプ氏側と意思疎通をしようとしたが、弾劾局面後は主要人物との接触自体がうまくいっていないと聞いている」と雰囲気を伝えた。 共に民主党など野党が韓権限代行に対する弾劾を進めている点も、韓国の対外関係の不確実性を高めているという指摘だ。ただ、外交部当局者は24日、記者らに対し「駐韓外国公館が韓代行弾劾推進関連の説明を要請したことはあるのか」という質問に「なかった」と答えた。