21世紀枠 県推薦校に岡山工 秋季県大会で40年ぶり勝利 /岡山
県高野連は13日、来春の第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の「21世紀枠」の県推薦校に岡山工(岡山市北区)を選出した。今秋の県大会で40年ぶりの勝利を挙げて16強に進出したことや、積極的な地域貢献活動などが評価された。 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 岡山工は1901年創立で、野球部創部は49年。資格取得に力を入れており、卒業後は公務員や県内外の著名企業の生産・開発部門に就職するほか、毎年10人ほどが国公立大に進んでいる。野球部は甲子園未経験で、推薦校選出も初めて。現在、部員はマネジャー1人を含む1、2年生の37人。将来の社会人生活を見据え、技術指導よりも人間育成に力を注ぐ。 地域との盛んな交流やゴミ拾いなどのボランティア活動、2018年の西日本豪雨時に連日、復興作業を手伝ったことも推薦理由に挙がった。推薦を受け、野球部長の中山隆幸教諭は「来年の創立120周年を前に喜ばしい。身が引き締まる思い」と話した。 21世紀枠は12月11日に全国9地区の候補校が発表され、出場する3校は来年1月29日に選出される予定。【岩本一希】