<上田麗奈>「君は冥土様。」インタビュー(2) 雪の変化 自分はドジっ子?
インタビュー(1)の続き。小学館のウェブマンガサービス「サンデーうぇぶり」で連載中のしょたんさんのマンガが原作のテレビアニメ「君は冥土様。」が、10月5日からテレビ朝日の深夜アニメ枠「NUMAnimation(ヌマニメーション)」で放送される。ごく普通の高校生・横谷人好と前職が殺し屋、特技は暗殺のメイドの雪/シュエの共同生活を描いた人気作で、上田麗奈さんが雪/シュエを演じる。上田さんは、元殺し屋のメイドという難役にどのように挑んだのか? 収録の裏側を聞いた。 【写真特集】上田麗奈 可愛すぎる! メイド役 写真を一挙公開
◇熊谷俊輝の言葉が真っすぐ届く
雪と同居する人好は、訳あって実家で一人暮らしをしている。掃除はあまり得意ではなく、揚げ物とヒーローが好きで、背が低いことが悩み。名前のとおり、お人好しな性格だ。熊谷俊輝さんが人好を演じる。
「名前の通りのお人よしで、倫理感があって常識的、親近感がわくキャラクターです。困っているから何とかしてあげなきゃ、悲しそうだから元気づけてあげなきゃ……と相手のために何ができるのか?と考えて行動できるので、ドジっ子の雪さんも受けとめてくれます。懐の広さもあるので、人好という名にふさわしい温かく優しい人で、すごく素敵です」
人好を演じる熊谷さんとの掛け合う中で「一緒にお芝居していると、嘘偽りない感じがすごくすてきなんです」と感じていた。熊谷さんは人好と同じく現役高校生でもある。
「マイク前でしゃべっている言葉が雪に真っすぐ届き、その言葉には裏がなくて。そのままの温かい言葉を受け取っていいんだ!と感じられるお芝居をされています。隣のマイクに立っている上田にもビシビシ伝わってくる温度感がすてきで、雪の浮世離れしたところから下ろしてもらえる感覚がありました。すごく会話しやすかったです。特に序盤は2人のテンションの差を大事にアフレコしていたので、雪の心が解れすぎてもいけないところは難しかったのですが、空間としてすごく居心地良く感じられたのは、熊谷さんの人好だったからこそだと思います。 毎回感動しながらお芝居していました。最近の学校でのことをしゃべってくれたり、お母さんが作ってくれたおにぎりを現場に持ってきていたり……と本当に高校生なんだ!可愛い!ともなり、ギャップも魅力的な役者さんだと思います」