「ますます高齢者向けに」ジャニーズ性加害で大幅「経費削減」に成功したテレビ朝日に囁かれる〝懸念〟
テレビ朝日は7月10日、現在月曜から土曜まで毎日朝放送されているニュース番組『グッド!モーニング』が10月から日曜日の朝にも進出することを発表した。放送中の『サンデーLIVE!!』は9月で終了となる。 【年の差婚に批判も】すごい、24歳年下グラビアアイドルと結婚、TOKIO城島のノロケが止まらない 発表によると、日曜版は、テレビ朝日、系列のABCテレビ(大阪)とメ~テレ(名古屋)の3局が共同制作し3局のアナウンサーがメインを務めるという。その顔ぶれだが、テレ朝は土曜版にも出演中の平石直之アナ(49)、荒井理咲子アナ(年齢非公表)、三山賀子アナ(同)、ABCテレビは増田紗織アナ(27)、メ~テレは小松﨑花菜アナ(26)だ。日曜版では「けさ、知りたいこと」にこだわり、1週間の中で見落としがちな出来事やニュースの〝その後〟にも注目して報道するという。 「土曜日の朝の時間帯は’15年4月から今年3月の放送終了まで『週刊ニュースリーダー』で『TOKIO』のリーダー・城島茂(53)が、日曜日は’17年10月から『サンデーLIVE!!』で東山紀之氏(57)がそれぞれメインキャスターを務めていました。しかし、東山はSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の社長就任に伴い昨年9月に降板し、平石アナが後任に。それに続くかのように『ニュースリーダー』も今年3月に終了しました。 テレ朝は旧ジャニーズとの関係が深かったため、昨年の性加害問題で世間からバッシングを受けることになりました。『ニュースリーダー』と『サンデーLIVE!!』の終了は旧ジャニーズの問題も一因となりましたが、そういった経緯もあったため、上層部はタレントの起用を取りやめて局アナで固めることに。系列局の若手の育成も兼ねてか、土日の女子アナは若手を多く起用しています」(放送担当記者) タレントを起用せず、月曜から日曜まで『グッド!モーニング』を放送することで、テレ朝は大幅な経費削減に成功したのだという。一方で、テレ朝はフリーアナウンサーの有働由美子(55)をメインに据えたニュース番組『有働タイムズ』が10月からスタートすることを今月11日に発表した。放送中の『サンデーステーション』は9月に終了する。 「『サンデーステーション』は局アナを起用していたので、有働アナの起用によって経費が増えるが、土日の朝で浮いた分をそこに回したようだ。もともと、『サンデーステーション』は民放キー局の同時間帯では、TBSの『日曜劇場』に次ぐ平均世帯視聴率を獲得することが多く、有働アナの起用で上積みを狙ったのだろう」(テレビ局関係者) 全日の朝と夜の時間帯をニュース番組でガッチリ固めたテレ朝だが、その一方で〝あること〟が危惧されているという。 「番組作りは〝テレ朝の天皇〟と呼ばれ、長年トップに君臨している早河洋会長(80)の発言権が大きい。早河会長の方針により、情報番組でエンタメを扱う時間は極端に少なく『グッド!モーニング』ぐらい。平日の午前で同番組に続く『モーニングショー』は政治や社会ネタが多く、『大下容子ワイド!スクランブル』はそれに加え、国際情勢やイギリスの王室ネタなどガチガチの番組構成となっています。 しかし、それでは中高年以上の視聴者しか取り込めません。特に、昼の時間帯では主婦層も取りこぼしています。同局は全日的に13歳から49歳の視聴者が対象のコア視聴率を稼げていないのですが、有働アナを起用したところで若い視聴者が増えるはずもなく、このままだと、ただでさえ『高齢者向けでNHKっぽい』と言われていた同局のさらなる〝NHK化〟が進みそうです。しかし、早河政権が続く限りその方針はブレないでしょうね」(前出・放送担当記者) 世帯視聴率ではトップの座を日テレと争っているのに、売り上げでは「振り向けばテレ東」というテレビ朝日。テレビの視聴者の多くが中高年以上になっている現在では〝NHK化〟は視聴者にとっては良いことなのかもしれないが、テレ朝のためにはなっていないのかもしれない。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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