【RIZIN】鈴木千裕vs.金原正徳の勝者=王者に、クレベル・コイケvs.フアン・アーチュレッタの勝者が挑戦へ
2024年4月29日(月・祝)『RIZIN.46』の「フェザー級タイトルマッチ」で対戦する王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)vs.挑戦者・金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)の勝者に、6月9日の『RIZIN.47』のクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)vs.フアン・アーチュレッタ(米国)の勝者が挑戦する可能性が高いことが分かった。榊原信行CEOが語った。 【写真】鈴木千裕を極めるも400gオーバーで王座剥奪。金原には判定負けのクレベル 4月19日の会見で、「クレベルとは早いタイミングでヴガール・ケラモフとやる話し合いができていたが、ケラモフは2月くらいに勾留されて(RIZINアゼルバイジャン大会に関連するイベントでフーリガン行為を行ったとして逮捕された)、3月中くらいには出てくるのではないかと僕らも考えていたが、現時点でも勾留が解かれずにいて、6月であっても出てきて試合に間に合うという確定が今の時点で得られない」ため、クレベルvs.ケラモフの消滅と、代わってクレベルvs.アーチュレッタ実現の経緯を説明した。 榊原CEOは、「クレベルからすれば、ケラモフとアーチュレッタを比べて、『それは受けられない』と言うことも出来たけど、ここは1日も早く、RIZINのベルトに辿り着きたいと。クレベルは、いまだにあのフェザー級のベルトは自分のものだと思っているだろうから、それを取り返すためには、『アーチュレッタ戦、分かった、やる』と。漢気というものでもなくて、クレベルに覚悟と自信があるんだと思う。どういう戦略があるのか」と、クレベルが元Bellator王者でフェザー級でもKOTC王者になっているアーチュレッタとの試合を承諾した理由を語った。 このフェザー級の次期コンテンダー争いについて、柏木信吾RIZIN海外事業部&マッチメイク担当は、「クレベルにとってアーチュレッタは(ケラモフと倉根)相性はもっと良くない。いままでのクレベル選手だったら、だいぶ苦戦するんじゃないでみ校了すかね。もうひとつ新しい武器を身につけたクレベル選手が、階級を上げてきたアーチュレッタ選手をどう攻略するか。今までクレベル選手が負けた選手のスタイルを見ると、総合的に出来て、スタミナがあってペースの作り方が上手くてフィジカルの強い選手──それを全部アーチュレッタ選手は持っていますので。でもクレベル選手はこれを受けたんで、米国(ATT)修行も行っていますし。クレベル選手の負け方はどちらかというといつも一緒。このアーチュレッタ選手との戦いで、新しいクレベル選手がどう戦うか、見どころです」と、クレベルの進化に注目とした。 榊原CEOも、「自分から米国に出向いて行くなど、クレベルには上昇志向がある。一方のアーチュレッタにとっても退路はない。自費で来日して、RIZINとコミュニケーションして直接契約して今回の試合に合意し、もともと戦っていたフェザー級に戻す。RIZINで結果を出すしかないという契約になっているので、一方通行・片道切符のなか賭けて来る」と期待を寄せている。 7月28日『超RIZIN.3』で朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)vs.平本蓮(剛毅會)も決定し、「フェザー級がさらに混沌とする」(榊原CEO)なかで、鈴木千裕vs.金原正徳の勝者に、クレベル・コイケvs.フアン・アーチュレッタ(米国)の勝者が挑戦する方向性も示された、コンテンダー争い。果たして、RIZIN上半期のフェザー級ビッグマッチに注目だ。
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